パソコンを使っていると、「電源を切るべきか、スリープにするべきか」と迷うことがありますよね。
この選択にはそれぞれの良さがあり、使い方によってはパソコンのパフォーマンスにも多かれ少なかれ影響を与えてしまう事もあるんです。
という事で、今回は、シャットダウンとスリープモードの特徴を分かりやすく紹介し、どう使い分けるかのポイントを記事にしていきたいと思います。
スリープモードの場合
スリープモードは、まるでパソコンを一時的にお休みさせるような感じです。
作業中のアプリやファイルをそのまま残しておけるので、すぐに再開できるのが魅力的。
忙しい日常にはぴったりの機能です。
スリープモードの良い点
・すぐに戻れる手軽さ
スリープから復帰するのはとても速いです。数秒で元の作業に戻れるので、「ちょっと離席するだけ」という時には、非常に便利です。
・電力を賢く節約
スリープモードにしても、電力消費はごくわずか。例えば、1日中スリープ状態にしていても、電気代はたったの0.48円程度です。これなら、環境にも優しくて安心ですね。
・自動メンテナンス
最近のWindowsでは、スリープ中に自動でシステムのメンテナンスが行われます。これにより、アップデートやセキュリティスキャンが進むので、手間いらずでパソコンの状態を良好に保てます。
・短時間の離席にぴったり
ちょっとした休憩や昼食の後、すぐに仕事を再開したい時にスリープモードを使えば、電力を無駄にせずに効率よく作業を続けられます。
スリープモードの注意点
でも、スリープモードにも少し注意が必要です。長時間スリープのまま放置すると、バッテリーに影響が出ることがあります。
・長時間のスリープは避けよう
スリープを長く続けていると、パソコンが重くなることも。特に複数のアプリを開いている場合は、動作が遅くなることがあります。
・バッテリーの消耗
スリープ中でも、少しずつ電力は消費されます。特にノートパソコンの場合、長時間スリープさせておくと、バッテリーが空になってしまうこともあるので気をつけて。
シャットダウンの場合
一方、シャットダウンはパソコンを「完全にオフ」にする方法です。
仕事が終わったら、パソコンをお休みさせるのにぴったりです。
すべてのアプリケーションを終了し、システムをリセットすることで、パフォーマンスも保たれます。
シャットダウンの良い点
・電力を完全にカット
シャットダウンをすると、パソコンは完全に電源が切れます。これにより、待機電力を一切消費しません。旅行に出かける前や、しばらく使わない時には安心ですね。
・リフレッシュ効果
シャットダウンによって、メモリやキャッシュがクリアされます。これで、パソコンの動作がスムーズになり、また新たな気持ちで作業を始められます。
・セキュリティも安心
シャットダウン中は、すべてのプロセスが停止するため、ネットワークからも切り離されます。特に外出時や使わない時は、安全性を高めるためにもおすすめです。
・長期間使わない時に最適
数日間使わない場合は、シャットダウンを選ぶと、無駄な電力を使わずに済みます。また、再起動時にはシステムがフレッシュな状態で立ち上がります。
シャットダウンの注意点
ただし、シャットダウンにもデメリットがあります。
・起動に時間がかかる
シャットダウン後は、再起動に少し時間がかかります。特に、いくつかのアプリを開いている場合は、立ち上がるまでに数分かかることがあります。
・手間がかかる再開
作業を再開する際には、開いていたアプリやファイルを再度開かなければなりません。スリープならすぐに戻れるのに対し、シャットダウン後はその手間が増えます。
シーンに合わせた使い分け
日常の使い方によって、スリープとシャットダウンを上手に使い分けることが大切です。以下は、使い分けのポイントです。
・頻繁にパソコンを使う場合
スリープモードがオススメです。ちょっとした離席の際に、サッと戻れる手軽さが魅力です。
・長時間使わない時
シャットダウンがベストです。数日間使わない場合や旅行に出る際は、パソコンを安全に保つためにシャットダウンしましょう。
・パソコンの調子が悪い時
システムをリフレッシュしたい時は、シャットダウンが効果的です。メモリをクリアすることで、動作が改善されることもあります。
まとめ / 自分に合った方法で快適に
「シャットダウン」と「スリープ」は、それぞれの特性を理解した上で使い分けることが重要です。
日常的に使うならスリープモードを、長時間使わない時やリフレッシュが必要な時にはシャットダウンを選ぶことで、パソコンを快適に、そして効率よく使い続けることができます。
自分のスタイルに合った使い方を見つけて、パソコンをより快適に活用していきましょう。小さな選択が、パソコンの使い勝手や寿命に大きく影響していくので、賢く使いわけていきましょう・・・