今回は、MediaTekが開発しているARMベースのチップ(SoC)、MediaTek Kompanio 1300T のベンチマーク性能(Antutu Ver9 & Geekbench 5 ) ・仕様・特徴などを記事にしていきたいと思います。さらに、搭載機種の紹介などもしていきます。
MediaTek Kompanio 1300T は、同世代のMediaTekシリーズの中では、上位クラスに入る性能を持ち合わせたモデルとなっています。最大3GHzで動作する高性能コアのCortex-A78 (4コア)と、 最大2.0GHzで動作する小型で低電力コアの Cortex-A55(6コア)の計8コアの仕様となっています。そして、GPUはArm Mali-G77 MC9 を採用しています。最大GPU周波数が850MHzとなっております。
MediaTek Kompanio 1300T は、パフォーマンス性能の高い「Chromebook / Android タブレット」に使われているモバイル端末向けのチップ(SoC)です。
MediaTek Kompanio 1300T チップの仕様
| チップ(SoC) | MediaTek Kompanio 1300T | |
|---|---|---|
| CPU | 種類(アーキテクチャ) | Cortex-A78(3コア/2.6GHz ・ 1コア/3.0GHz) / Cortex-A55(4コア/2.0GHz) |
| コア数 | 8コア【Cortex-A78(4コア)/Cortex-A55(4コア)】 | |
| 動作周波数 | 最大3.0GHz | |
| GPU | 種類(名前) | Arm Mali-G77 MC9 |
| 動作周波数 | 850MHz | |
| メモリ | 種類 | LPDDR4X |
| 周波数 | 2133MHz | |
| 最大メモリサイズ | 16GB | |
| Wi-Fi | Wi-Fi 6 | |
| Bluetooth | Bluetooth 5.2 | |
| リフレッシュレート | WQXGA→ 120Hzまで対応 / FHD+→ 144Hzまで対応 | |
| プロセス | 6nm | |
【 特徴 】MediaTek Kompanio 1300T (SoC)とは？
MediaTek Kompanio 1300T は、パフォーマンス性能の高い「Chromebook / Android タブレット」に使われているモバイル端末向けのチップ(SoC)です。同世代のMediaTekシリーズの中では、上位クラスに入る性能を持ち合わせたモデルとなっています。6nmプロセスを採用し、システムに関わるいくつかの部品を組み合わせ、電力効率を高めチップ(SoC)にまとめました。最大3GHzで動作する高性能コアのCortex-A78 (4コア)と、 最大2.0GHzで動作する小型で低電力コアの Cortex-A55(6コア)の計8コアの仕様となっています。そして、GPUはArm Mali-G77 MC9 を採用しています。最大GPU周波数が850MHzとなっております。
そして、カメラセンサーは、最大 108MP まで対応しております。搭載されるディバイスの仕様にもよりますけど、高い解像度の画像を撮影することができるという可能性が増えるので、かなり良いと思います。
リアル タイムの露光合成 を使用して、4K ビデオキャプチャで 40% 広いダイナミック レンジを確保することができるスタッガード4K HDR ビデオ録画機能と、最先端のビデオ圧縮技術による 高い電力効率の再生を可能にするために、ハードウェアアクセラレーションによる AV1 デコーディング機能、それから、4K / 60fps の録画に対応できる高効率の HEVC を用いたビデオエンコーディングエンジンを搭載。
メモリタイプは、LPDDR4x に対応し、最大メモリ サイズ は、16GBまでとなっています。
ディスプレイに関しては、最高解像度が、WQXGA(2560×1600)の場合、リフレッシュレートは、最大120Hzまで、FHD+(2280×1080)の場合、リフレッシュレートは、最大144Hzまで対応となっています。動きの速い映像などにも強く、色鮮やかに表現してくれるので画像から動画まで楽しめると思います。
通信は、5Gに対応し、より速いWi-Fiパフォーマンスを実現する Wi-Fi 6 にも対応ています。Bluetooth は、Bluetooth 5.2 に対応しています。
MediaTek Kompanio 1300Tは、一般的な使い方であれば、十分すぎる性能だと思います。例えば、電話やメールのやり取り、Webの閲覧などは、快適にこなせると思います。ゲームに関しては、ほとんどのゲームは、このMediaTek Kompanio 1300Tの性能で大丈夫だと思います。重たいゲームに関しても、よほどデータの重いゲームでない限り、だいたいは大丈夫だと思います。なので、「快適にプレイしたい」「いろいろなゲームをやりたい」みたいなゲームが好きな方には、良いと思います。
【 SoC 】とは、「System on a Chip」の略です。一個のチップ上に、システムの動作に関わるCPUやGPUなどの、いくつかの部品・回路類を、まとめて組み込んだもので、それらの部品・回路は連携して機能するようにシステム構成されています。SoCとは、スマホにおけるCPUやGPU、Wi-Fi、カメラなど、制御に必要なパーツを1つのチップセットにまとめるパーツです。
MediaTek Kompanio 1300T のベンチマークスコア
#この記事の全てのベンチマークスコアは、搭載される機器等によって数値が違ってきます。測定には RAM も含まれるので、メモリの種類によっては、結果が大きく変わります。なので、この記事の全てのベンチマークスコアは、あくまでも目安として参考にしてみてください・・・
【 Antutu Ver9 】比較表 (総合点の高い順)
| チップ(SoC) | CPU | GPU | 総合点 |
|---|---|---|---|
| Qualcomm Snapdragon 865+ 5G | 191735 | 234016 | 706592 |
| Apple A13 Bionic | 165430 | 228028 | 661764 |
| Qualcomm Snapdragon 865 5G | 184129 | 217241 | 659913 |
| MediaTek Kompanio 1300T | 144153 | 231234 | 603746 |
| MediaTek Dimensity 1000+ | 149672 | 212588 | 580761 |
| Qualcomm Snapdragon 860 | 141954 | 203683 | 564587 |
| Qualcomm Snapdragon 778G+ 5G | 159897 | 161132 | 540325 |
【 Geekbench5 】比較表 (マルチスコアの高い順)
| CPU | シングルスコア | マルチスコア |
|---|---|---|
| Apple A13 Bionic | 1310 | 3390 |
| Google Tensor G2 | 1042 | 3189 |
| Qualcomm Snapdragon 778G+ 5G | 809 | 2891 |
| AMD Ryzen 3 4300U | 887 | 2775 |
| MediaTek Kompanio1300T | 725 | 2691 |
| Apple A11 Bionic | 917 | 2463 |
| SAMSUNG Exynos 9810 | 670 | 1996 |
| Qualcomm Snapdragon 850 | 484 | 1879 |
↗️ Lenovo(レノボ) Android タブレット (Lenovo Tab P11 Pro 2nd Gen) グレー 《ZAB50402JP》 ●仕様【OLED 約11.2型(2560×1536) 120Hz/ MediaTek Kompanio 1300T / メモリ:6GB / ストレージ:128GB / Android 12 / アウトカメラ:約1300万画素 / インカメラ:約800万画素 / 約480g / 最長約14時間】
《特徴》高精細で美しい、11.2型OLEDディスプレイ搭載！ ちらつきが少ないDC調光設計、600nitの高輝度、Delta RGBに対応し、高いピクセル密度に高解像度と広色域が加わりました。さらに、リフレッシュレート120Hzにも対応しています。そして、ブルーライトを低減してくれる機能も備え、目への負担を軽減し快適です。ドルビーアトモスに対応し、JBL製スピーカーを4基搭載しています。よりクリアな音質で、ネット動画、音楽を楽しめます。
↗️ NEC(エヌイーシー) Android タブレット (LAVIE Tab T11) ストームグレー 《YZ-TAB11Q01》 ●仕様【有機EL 約11.2型(2560×1536) 120Hz/ Media Tek Kompanio 1300T / メモリ:6GB / ストレージ:128GB / Android 12 / アウトカメラ:約1300万画素 / インカメラ:約800万画素 / 約480g / 最長約15時間】
《特徴》リフレッシュレート120Hz対応 有機ELディスプレイ搭載！ 約11.2型(2560×1536)の有機ELディスプレイにリフレッシュレート120Hzを採用しています。コントラストに優れ引き締まった黒を表現し、動きの速い動画も滑らかに表示することができます。そして、HDR10+にも対応し、HDR対応のネット動画なども楽しめます。そして、ブルーライトを低減してくれる機能も備え、目への負担を軽減し快適です。音質の高い４つのスピーカーと、立体音響技術Dolby Atomsを搭載。
↗️ NEC(エヌイーシー) Android タブレット (LAVIE Tab T11) ストームグレー 《PC-T1195FAS》 ●仕様【有機EL 約11.2型(2560×1536) 120Hz / MediaTek Konpanio 1300T / メモリ:8GB / ストレージ:256GB / Android 12 / アウトカメラ:約1300万画素 / インカメラ:約800万画素 / 約480g / 最長約15時間】
《特徴》リフレッシュレート120Hz対応 有機ELディスプレイ搭載！ 約11.2型(2560×1536)の有機ELディスプレイにリフレッシュレート120Hzを採用しています。コントラストに優れ引き締まった黒を表現し、動きの速い動画も滑らかに表示することができます。そして、HDR10+にも対応し、HDR対応のネット動画なども楽しめます。そして、ブルーライトを低減してくれる機能も備え、目への負担を軽減し快適です。音質の高い４つのスピーカーと、立体音響技術Dolby Atomsを搭載。メモリ:8GB、ストレージ:256GB 搭載モデルです。
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