今回は、MediaTekが開発しているARMベースのチップ(SoC)、MediaTek Dimensity 6020 のベンチマーク性能(Antutu Ver10 & Geekbench 6 ) ・仕様・特徴などを記事にしていきたいと思います。さらに、SiMフリー スマートホンの搭載機種の紹介などもしていきます。
MediaTek Dimensity 6020は、ミッドレンジクラスのスマートフォン向けに作られたモデルです。コスパが良く、性能、効率、軽めなゲーム体験、それぞれのバランスが良い感に取れており、いろいろと使いやすい点が魅力です。TSMC 7nmプロセスを採用し、より高い効率を実現しています。
MediaTek Dimensity 6020 は、主に「Android スマートフォン」に多く使われているモバイル端末向けのチップ(SoC)です。
MediaTek Dimensity 6020 チップの仕様
チップ(SoC) | MediaTek Dimensity 6020 | |
---|---|---|
CPU | 種類(アーキテクチャ) | Cortex-A76(2.4GHz) / Cortex-A55(2.0GHz) |
コア数 | 8コア【Cortex-A78(2コア)/Cortex-A55(6コア)】 | |
動作周波数 | 最大2.4GHz | |
GPU | 種類(名前) | Mali-G57-MC2 |
動作周波数 | 950MHz | |
メモリ | 種類 | LPDDR4X |
周波数 | 2133MHz | |
最大メモリサイズ | ?GB | |
ストレージタイプ | UFS2.2 | |
AIアクセラレータ | ? | |
通信 | 5G / 4G | |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 | |
プロセス | 7nm |
MediaTek Dimensity 6020 (SoC)の特徴は?
MediaTek Dimensity 6020は、2023年に登場したミッドレンジ向けのチップセットで、性能、効率、ゲーム体験のバランスが取れた製品です。
8コアのプロセッサ(2つのCortex-A76コアと6つのCortex-A55コア)を搭載し、効率的な動作による省電力性も実現しています。
基本的なアプリケーションに対応できる性能を持ち、6GBのRAMを搭載したデバイスであれば、複数の軽めのアプリケーションを同時に使用することができます。
ただし、高負荷のアプリを複数立ち上げると、処理速度や動作が遅くなる可能性があります。
TSMCの7nmプロセスにより、電力効率が向上し、バッテリーの持ちも良好です。
Mali-G57 MC2 GPUを搭載。軽めのモバイルゲームであれば問題なく対応できますが、高画質な3Dゲームではパフォーマンスに限界があります。
さらに、LPDDR4X RAMとUFS 2.2ストレージをサポートし、マルチタスクやアプリの起動も良い感じです。
5G通信に対応し、高速なインターネット接続が可能で、Wi-Fi 5やBluetooth 5.1にも対応しており、オンライン体験も快適です。カメラは最大6400万画素に対応し、対応ディバイスであれば、高画質な写真が撮れます。
Dimensity 6020は、 Snapdragon 4 Gen 1 と比較して、全体的なベンチマークスコアで若干劣るものの、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとって魅力的な選択肢です。軽めのゲーム、エンタメ、日常使用をバランス良く楽しむことができるため、ミッドレンジスマートフォンの選択肢として非常におすすめです。
MediaTek Dimensity 6020ができる事!(簡単まとめ)
MediaTek Dimensity 6020は、手頃な価格でまあまあの性能を提供するミッドレンジのプロセッサーです。日常的な使い方にぴったりで、特に価格と性能のバランスを重視するユーザーにはおすすめです。それでは、さまざまなシーンでの適性を見ていきましょう。
・マルチタスキング
このプロセッサーは、普段使いのマルチタスキングには、それなりに対応できます。たとえば、複数の軽めのアプリを開いて作業するのは問題ありません。ただし、複雑なアプリや重いアプリをたくさん同時に使うと、少しもたつくことがあるかもしれません。基本的な軽めの作業をサクサクこなすにはぴったりの性能です。
・クリエイティブ作業
軽めで簡単な写真や動画編集には十分対応できますが、より複雑なグラフィック処理や3D作業には少し向かないかもしれません。カメラ性能もあまり高いとは言えません。普段の写真撮影には全く問題ありませんが、プロフェッショナルな用途には向いていないので注意が必要です。
・オフィス作業
WordやExcel、PowerPointなど、オフィス系のアプリケーションにはとても適しています。文書作成やデータ整理、プレゼン資料作成もスムーズに行えます。
・ゲーム
軽いゲームを楽しむには問題ありませんが、グラフィックが重い3Dゲームになると、厳しいかもしれません。Mali-G57 MC2というGPUを搭載していて、軽めのゲームで遊ぶ分には十分な性能を持っていますが、最新のゲームを高画質でプレイするには少し限界があります。
・ウェブブラウジング
ウェブブラウジングはとても快適です。複数のタブを開いてインターネットを巡ることも、ストレスなくできるので、ネットサーフィンを楽しむには十分な性能です。
・ビジネスアプリケーション
メールのチェックや、簡単なビジネスアプリの使用には問題ありません。ただ、非常に重いデータベースや複雑なデータ分析など、高度な処理を求められるビジネス用途には少し力不足を感じるかもしれません。日常的な業務をこなすには十分ですが、大規模な処理が多い業務ではやや物足りないこともあります。
【 MediaTek Dimensity 6020 】のベンチマークスコア
#この記事の全てのベンチマークスコアは、搭載される機器等によって数値が違ってきます。測定には RAM も含まれるので、メモリの種類によっては、結果が大きく変わります。なので、この記事の全てのベンチマークスコアは、あくまでも目安として参考にしてみてください・・・
【 Antutu Ver10 】比較表 (総合点の高い順)
チップ(SoC) | CPU | GPU | 総合点 |
---|---|---|---|
Qualcomm Snapdragon 4 Gen 2 | 159613 | 51748 | 426991 |
MediaTek Dimensity 6300 |
131429 | 70004 | 421986 |
Qualcomm Snapdragon 4 Gen 1 | 145709 | 74215 | 421328 |
MediaTek Helio G99 | 124681 | 67132 | 414806 |
MediaTek Dimensity 6020 | 136315 | 63583 | 398279 |
Apple A10 Fusion | 137007 | 79874 | 386121 |
Qualcomm Snapdragon 720G | 139043 | 72480 | 356873 |
MediaTek Dimensity 700 | 132972 | 57344 | 353258 |
Qualcomm Snapdragon 680 | 118225 | 41387 | 327296 |
【 Geekbench 6 】比較表 (マルチスコアの高い順)
CPU | シングルスコア | マルチスコア |
---|---|---|
Intel Processor N100 | 1210 | 2338 |
Intel Core i7-3770 | 674 | 2325 |
MediaTek Dimensity 900 | 895 | 2237 |
AMD Ryzen 3 2300U | 761 | 2113 |
MediaTek Dimensity 6300 | 805 | 2078 |
MediaTek Dimensity 6020 | 729 | 1896 |
Qualcomm Snapdragon 4 Gen 1 | 839 | 1882 |
MediaTek Dimensity 720 | 776 | 1870 |
Qualcomm Snapdragon 480 Plus 5G | 863 | 1848 |
MediaTek Dimensity 800U | 754 | 1831 |
商品紹介
↗️ OPPO(オッポ) SIMフリー スマートフォン (OPPO A79 5G) ミステリーブラック 《CPH2557BK》 ●仕様【約6.7型(2400×1080) 90Hz / MediaTek Dimensity 6020 / RAM:4GB / ROM:128GB / ColorOS 13(based on Android 13) / 背面カメラ:最大約5000万画素 / インカメラ:最大約800万画素 / 防水・防塵 / 約193g / バッテリー容量:5000mAh / SIM : nano-SIM・eSIM 】
《特徴》約6.7型(2400×1080)の高精細ディスプレイとステレオスピーカーで、臨場感あふれるエンタメ体験を実現!最大輝度が23%向上し、音量もウルトラボリュームモードで最大300%まで調整可能です。33Wの急速充電と5,000mAhの大容量バッテリーで長い時間使用が可能。省エネモードも搭載。5,000万画素の広角カメラと200万画素の深度カメラにより、鮮明で美しい写真が撮影でき、ポートレートモードで自然なボケ感も表現。800万画素のインカメラはHDR機能で明暗差のあるシーンもクリアに撮影可能です。
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