今回は、MediaTekが開発しているARMベースのチップ(SoC)、MediaTek Helio A22のベンチマーク性能(Antutu Ver9 & Geekbench 5 ) ・仕様・特徴などを記事にしていきたいと思います。さらに、搭載機種の紹介などもしていきます。
MediaTek Helio A22のCPUは、最大周波数が2.0GHz、Cortex-A53の4コア 仕様となっています。前の世代(同クラス)よりも効率性能は良くなっていますが、コア数が4コアなので、少し頼りない気がします。GPUのタイプは、 IMG PowerVR GE を採用しています。最大GPU周波数が660MHzとなっております。このモデル(SoC)は、省電性には優れておりますが、性能は、今一つという感じで、あまり期待できません。
MediaTek Helio A22は、主に「Android タブレット/スマートフォン」に使われているモバイル端末向けのチップ(SoC)です。
MediaTek A22 チップの仕様
チップ(SoC) | MediaTek Helio A22 | |
---|---|---|
CPU | 種類(アーキテクチャ) | Cortex-A53(2.0GHz) |
コア数 | 4コア | |
動作周波数 | 最大2.0GHz | |
GPU | 種類(名前) | IMG PowerVR GE8320 |
動作周波数 | 660MHz | |
メモリ | 種類 | LPDDR4X・LPDDR3 |
周波数 | LPDDR4X→ 1600MHz / LPDDR3→ 933MHz | |
最大メモリサイズ | LPDDR4X→ 6GB / LPDDR3→ 4GB | |
4G LTE | カテゴリー | Cat-4 / Cat-7 DL / Cat-13UL |
ダウンロード速度 | 最大300 Mbps | |
アップロード速度 | 最大150 Mbps | |
プロセス | 12nm |
【 特徴 】MediaTek Helio A22 (SoC)とは?
MediaTek Helio A22は、主に「Android タブレット/スマートフォン」に使われているモバイル端末向けのチップ(SoC)です。CPUは、最大周波数が2.0GHz、Cortex-A53の4コア 仕様となっています。前の世代(同クラス)よりも効率性は高く、パフォーマンスは良くなっていますが、コア数が4コアなので、少し頼りない気がします。GPUのタイプは、 IMG PowerVR GE を採用しています。最大GPU周波数が660MHzとなっております。ちなみに、12nmプロセスを採用しています。
それから、電力効率を高めるために、CPUコアに特定の周波数と電圧を流し、適したワークロードを割り当て、必要なパフォーマンスと電力効率を適切に相応させてくれる「MediaTek CorePilotテクノロジー」を使用しています。
接続には、デュアル4G SiM を採用する事で、セットアップ時間、音声またはビデオ通話品質、信頼性の高いカバー率、低消費電力などに貢献しています。そして、より速いWi-Fiパフォーマンスを実現する Wi-Fi 5 を採用ています。
メモリタイプは、LPDDR4x と LPDDR3 に対応し、LPDDR4x の最大メモリ周波数が 1600MHz、LPDDR3 の最大メモリ周波数が 933MHzとなっています。ちなみに、最大メモリ サイズ は、LPDDR4x が6GBまで、LPDDR3 が4GBまでです。ストレージタイプ は、eMMC 5.1に対応しています。
衛星システムは、GNSS (北斗、ガリレオ、グローナス、GPS、QZSS) に対応です。
Bluetoothバージョン は、5.0 で、最大ディスプレイ解像度は、HD+(1600×720)まで対応しています。
MediaTek Helio A22 は、一言で言うと、必要最低限の性能といった感じです。電話やメールのやり取り、Webの閲覧などの一般的な使い方では、多少のカクツキはあるかと思いますが、まあまあ こなせる という感じです。ゲームに関しては、重いゲームの動作は、ほぼ無理と考えた方がいいと思います。軽いゲームであっても、たぶん厳しいと思います。なので「いろいろなゲームをやりたい」とか「データ量の多い凝ったゲームがしたい」みたいなゲームの好きな方には、やめた方が良いと思います。このチップ(SoC)は、省電性には優れておりますが、性能は、今一つという感じで、あまり期待できません。
【 SoC 】とは、「System on a Chip」の略です。一個のチップ上に、システムの動作に関わるCPUやGPUなどの、いくつかの部品・回路類を、まとめて組み込んだもので、それらの部品・回路は連携して機能するようにシステム構成されています。SoCとは、スマホにおけるCPUやGPU、Wi-Fi、カメラなど、制御に必要なパーツを1つのチップセットにまとめるパーツです。
MediaTek Helio A22 のベンチマークスコア
#この記事の全てのベンチマークスコアは、搭載される機器等によって数値が違ってきます。測定には RAM も含まれるので、メモリの種類によっては、結果が大きく変わります。なので、この記事の全てのベンチマークスコアは、あくまでも目安として参考にしてみてください・・・
【 Antutu Ver9 】比較表 (総合点の高い順)
チップ(SoC) | CPU | GPU | 総合点 |
---|---|---|---|
Qualcomm Snapdragon 460 | 56414 | 23118 | 160139 |
Qualcomm Snapdragon 650 | 51097 | 23940 | 141523 |
Qualcomm Snapdragon 630 | 39128 | 24935 | 135817 |
MediaTek Helio P35 | 34948 | 17225 | 118307 |
MediaTek Helio A22 | 29265 | 9138 | 94714 |
Qualcomm Snapdragon 430 | 27812 | 10709 | 90252 |
Qualcomm Snapdragon 617 | 26794 | 9246 | 71485 |
【 Geekbench5 】比較表 (マルチスコアの高い順)
CPU | シングルスコア | マルチスコア |
---|---|---|
Intel Celeron N4020 | 439 | 841 |
Intel Core 2 Duo E8300 | 411 | 794 |
AMD A4-3300 | 376 | 631 |
MediaTek Helio A22 | 157 | 519 |
AMD E2-3000M | 249 | 508 |
Qualcomm Snapdragon 600 | 162 | 491 |
Qualcomm Snapdragon 425 | 146 | 454 |
↗️ NEC(エヌイーシー) Android タブレット (LAVIE Tab 8) アークティックグレー 《PC-T0855GAS》 ●仕様【約8型(1280×800) / MediaTek Helio A22 / RAM:4GB / ROM:64GB / Android 12 / アウトカメラ:約500万画素 / インカメラ:約200万画素 / 約318g / 最長約15時間】
《特徴》軽量コンパクトボディ! 狭額縁ディスプレイを採用した事で、コンパクトなサイズを実現。8型液晶でも、薄さ9mm・軽さ約318gを実現しています。片手で楽に持てる重さなので、長時間のゲームや動画鑑賞にも快適だと思います。IP5X相当の防塵性能対応しています。
↗️ Lenovo(レノボ) Android タブレット (Lenovo Tab M8 4th Gen) アークティック グレー 《ZABU0171JP》 ●仕様【約8.0型(1280×800) / MediaTek Helio A22 / RAM:3GB / ROM:32GB / Android 12 / アウトカメラ:約500万画素 / インカメラ:約200万画素 / 約320g / 最長約16時間】
《特徴》軽量コンパクトなので、いつでもどこでも好きな場所に手軽に持ち歩けます! コンパクトでモダンなルックス、 8.95mmの薄さで 約320gのスリムで軽量なデザイン。約8.0型(1280×800)のディスプレイを搭載し、ブルーライトを軽減してくれる独自の「アイケアモード」を搭載。持ち運びも楽々、外出先でも使いやすいサイズです。
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