今回は、MediaTekが開発しているARMベースのチップ(SoC)、MediaTek Helio G88のベンチマーク性能(Antutu Ver10 & Geekbench 6 ) ・仕様・特徴などを記事にしていきたいと思います。さらに、SiMフリー スマートホンの搭載機種の紹介などもしていきます。
MediaTek Helio G88搭載のディバイスは、日常使いからゲーム、カメラ機能までバランスよくこなしたい方に最適です。軽めのゲームを楽しみたい方、高画質な写真を撮りたい方、バッテリーの持ちがそこそこの端末を探している方にとって、非常に優れたコストパフォーマンスを提供してくれるチップ(SoC)となっています。
MediaTek Helio G88は、主に「Android ディバイス」に多く使われているモバイル端末向けのチップ(SoC)です。
MediaTek Helio G88 チップの仕様
チップ(SoC) | MediaTek Helio G88 | |
---|---|---|
CPU | 種類(アーキテクチャ) | Cortex-A75(2.0GHz) / Cortex-A55(1.8GHz) |
コア数 | 8コア【Cortex-A75(2コア)/Cortex-A55(6コア)】 | |
動作周波数 | 最大2.0GHz | |
GPU | 種類(名前) | Mali-G52 MC2 |
動作周波数 | 1000MHz | |
MediaTek Hyper Engine 2.0 | ◯ | |
メモリ | 種類 | LPDDR4X |
周波数 | 1800MHz | |
最大メモリサイズ | 8GB | |
ストレージタイプ | eMMC 5.1 | |
4G LTE | カテゴリー | Cat-7 / Cat-13UL |
ダウンロード速度 | 最大300 Mbps | |
アップロード速度 | 最大100 Mbps | |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 | |
プロセス | 12nm |
【 特徴 】MediaTek Helio G88 (SoC)とは?
MediaTek Helio G88は、コストパフォーマンスに優れたプロセッサで、軽めのゲームやエンターテイメント、日常的な使用にも適した性能を実現します。
このチップセットは、ミッドレンジのスマートフォンやタブレットに最適で、価格を抑えながらも十分なパフォーマンスを発揮します。Helio G88は、8コア構成を採用しており、2つの高性能Cortex-A75コア(最大2.0GHz)と、6つの省電力Cortex-A55コア(最大1.8GHz)を組み合わせています。
この組み合わせにより、一般的なアプリの使用から軽めのゲームやマルチタスクまで、スムーズに処理することができます。
製造プロセスには、12nm技術を採用しており、パフォーマンスを維持しながらも比較的バッテリーの持ちが良く、長時間の使用でもまあまあいけます。
Helio G88には、Mali-G52 MC2 GPUが搭載されています。グラフィック処理能力はあまり高くありません。軽めのゲームや動画の視聴、日常的な操作ならまあまあスムーズに行えると思います。
それから、最大90Hzのリフレッシュレートに対応しているため、スクロールやゲームプレイの際に比較的滑らかな表示が楽しめます。動きが速いゲームやSNS、動画視聴の際にも、非常に快適な体験が得られます。
カメラ機能にも力を入れており、最大6,400万画素まで対応しています。日常のスナップショットや旅行の写真が非常に鮮明で高品質に撮影できます。写真が好きなユーザーにとって、Helio G88は非常に魅力的な選択肢となります。
ゲームを快適に楽しむための技術として、Helio G88はMediaTek HyperEngine 2.0 Liteを搭載しています。この技術は、ゲーム中のフレームレートや接続の安定性を向上させ、ラグや遅延を最小限に抑えます。特に、オンラインゲームをプレイする際にその効果を実感できるそうで、楽しいゲーム体験を実現してくれます。
性能面では、AnTuTu Ver 10 ベンチマークで総合点約270,148ポイント、GeekBench 6 でのシングルコア428、マルチコア1371というスコアを記録しています。これにより、日常的なアプリケーションや軽いマルチタスクをこなす能力において、十分な性能を発揮します。前モデルのHelio G85と比べ、リフレッシュレートの向上と高解像度カメラのサポートが追加されており、ゲームやエンターテイメントをさらに楽しむことができます。
Helio G88は、日常使いやエンタメ、ゲームにも適したバランス型のプロセッサです。90Hzのリフレッシュレートや6,400万画素のカメラなど、ゲームや写真撮影に強化が施されており、コストを抑えながらもそれなりな性能を発揮します。軽めのゲームを楽しみながら、SNSや動画視聴も比較的ストレスなく行えるため、幅広いユーザーにとって満足できる選択肢です。
MediaTek Helio G88 ができる事!(簡単まとめ)
MediaTek Helio G88は、コストパフォーマンスに優れたミッドレンジ向けのプロセッサで、日常的な使い方には十分な力を発揮します。これから、Helio G88がどんなシーンで活躍できるのかを見ていきましょう。
・マルチタスキング
Helio G88は、2つの高性能Cortex-A75コア(最大2GHz)と、6つの省電力Cortex-A55コア(最大1.8GHz)を組み合わせた8コアのCPUを搭載しています。このため、アプリをいくつか同時に開いても、サクサク動く場面が多いです。最大8GBのRAMもサポートしているので、日常的なマルチタスクには意外と問題なく対応できます。ただし、ゲームや動画編集などの重い作業を複数同時にこなすのは少し厳しいかもしれません。軽い作業が中心なら、十分に快適です・・・。
・クリエイティブな作業
Mali-G52 MC2というGPUを搭載していますが、軽めかつ簡単な写真編集やグラフィックデザインなどには、まあまあこなせます。でも、動画編集や複雑な画像処理を行うようなプロフェッショナルな作業には厳しく、少し物足りないかもしれません。ライトなクリエイティブ作業には向いていますが、ハイエンドな作業をしたい人には少し制限があるでしょう。
・オフィス作業
文書作成や表計算、プレゼンテーション作成といった、オフィス系の作業には全く問題ありません。Androidのオフィスアプリをスムーズに動かすことができるので、仕事や勉強で使う分には全く不便を感じることはないでしょう。ただし、複雑なデータの処理や、大量のデータを扱う場合は、少し重く感じることがあるかもしれません。
・ゲーム
ゲームに関しては、軽めのゲームや、中程度の負荷がかかるゲームには、まあまあ対応できます。ただし、グラフィックが重い最新のゲームや高画質設定でのプレイには少し厳しさが感じられるかもしれません。カジュアルなゲームや、設定を少し下げてプレイするなら、まあまあ楽しめる性能です。
・ウェブブラウジング
Helio G88は、90Hzのリフレッシュレートに対応しているので、ウェブページのスクロールが比較的スムーズです。複数のタブを開いたり、ちょっとしたマルチタスクを行う際にも意外と快適に操作できます。ネットサーフィンをする分には、全くストレスなく楽しめるので、日常的なウェブブラウジングにはぴったりです。
・ビジネスアプリケーション
仕事で使うような基本的なアプリ、例えばメールやカレンダー、連絡帳などには全く問題なく対応できます。ビジネス用途の基本的な作業はサクサク進みます。ただ、複雑なデータ分析や、大量のデータを扱うようなアプリには少し限界があるかもしれません。軽いビジネス作業には非常に優れた性能ですが、ハードな作業を多くこなす場合は少し物足りなさを感じるかもしれません。
MediaTek Helio G88 のベンチマークスコア
#この記事の全てのベンチマークスコアは、搭載される機器等によって数値が違ってきます。測定には RAM も含まれるので、メモリの種類によっては、結果が大きく変わります。なので、この記事の全てのベンチマークスコアは、あくまでも目安として参考にしてみてください・・・
【 Antutu Ver10 】比較表 (総合点の高い順)
チップ(SoC) | CPU | GPU | 総合点 |
---|---|---|---|
Apple A10 Fusion | 137007 | 79874 | 386121 |
Qualcomm Snapdragon 480 5G | 115639 | 71095 | 354287 |
Unisoc T620 | 97863 | 29378 | 324792 |
MediaTek Helio G88 | 91254 | 36431 | 270148 |
MediaTek Helio G85 | 81187 | 41265 | 262072 |
Unisoc T606 | 79140 | 22836 | 254135 |
MediaTek MT8788 | 84912 | 33168 | 240043 |
Qualcomm Snapdragon 670 | 79028 | 34953 | 223981 |
Qualcomm Snapdragon 650 | 61411 | 26380 | 208574 |
【 Geekbench 6 】比較表 (マルチスコアの高い順)
チップ(SoC) | シングルスコア | マルチスコア |
---|---|---|
Qualcomm Snapdragon 712 | 445 | 1439 |
Unisoc T606 | 378 | 1416 |
HiSilicon Kirin 960 | 412 | 1403 |
MediaTek Helio G88 | 428 | 1371 |
MediaTek Helio G85 | 420 | 1354 |
MediaTek Helio G70 | 415 | 1339 |
Apple A10 Fusion | 881 | 1282 |
Qualcomm Snapdragon 670 | 389 | 1264 |
商品紹介
今のところ見当たりませんでした・・・
↗️ NEC(エヌイーシー) Androidタブレット (LAVIE T11) ルナグレー 《YZ-TAB11F01》 ●仕様【約11型(1920×1200) / MediaTek Helio G88 / RAM:4GB / ROM:64GB / Android 13 / アウトカメラ:最大約800万画素 / インカメラ:約800万画素 / 約465g / バッテリー容量:約7040mAh / 最長約10時間 】
《特徴》シンプルでスタイリッシュなデザインを採用! 11型ワイドLED液晶(1920×1200)で、広視野角を備えた美しい画質。800万画素のフロント・リアカメラ(オートフォーカス対応)で、クリアな撮影が可能。Dolby Atmos対応のステレオスピーカーが4方向に配置され、臨場感ある音質を提供。防水・防塵対応:IPX2(防滴)およびIP5X(防塵)で、屋外使用にも安心。
↗️ NEC(エヌイーシー) Androidタブレット (LAVIE T11) ルナグレー 《 PC-T1155HAS》 ●仕様【約11型(1920×1200) / MediaTek Helio G88 / RAM:4GB / ROM:128GB / Android 13 / アウトカメラ:最大約800万画素 / インカメラ:約800万画素 / 約465g / バッテリー容量:約7040mAh / 最長約10時間 】
《特徴》シンプルでスタイリッシュなデザインを採用! 11型ワイドLED液晶(1920×1200)で、広視野角を備えた美しい画質。800万画素のフロント・リアカメラ(オートフォーカス対応)で、クリアな撮影が可能。Dolby Atmos対応のステレオスピーカーが4方向に配置され、臨場感ある音質を提供。防水・防塵対応:IPX2(防滴)およびIP5X(防塵)で、屋外使用にも安心。
↗️ Lenovo(レノボ) Androidタブレット (Lenovo Tab B11) ルナグレー 《 PC-T1155HAS》 ●仕様【約10.95型(1920×1200) / MediaTek Helio G88 / RAM:4GB / ROM:128GB / Android 13 / アウトカメラ:最大約800万画素 / インカメラ:約800万画素 / 約465g / バッテリー容量:約7040mAh / 最長約10時間 / SIM カードスロット:なし】
《特徴》色鮮やかな「10.95型(1920×1200) IPSディスプレイ」を採用。広視野角で色鮮やかな画質を楽しめる高解像度ディスプレイが良い感じ。「Lenovo Tab ペン」付属。手書きメモやスケッチ、計算式の入力が簡単です。「Dolby Atmosクアッドスピーカー」を搭載し、臨場感のある高音質サウンドが楽しめます。 IP52相当の防滴防塵性能確保。
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