今回は、MediaTekが開発しているARMベースのチップ(SoC)、MediaTek MT8183 のベンチマーク性能(Antutu Ver9 & Geekbench 5 ) ・仕様・特徴などを記事にしていきたいと思います。さらに、搭載機種の紹介などもしていきます。
MediaTek MT8183 は、最大2GHzで動作する Cortex-A73 (4コア)と、 最大2.0GHzで動作する Cortex-A53(6コア)の計8コアの仕様となっています。そして、GPUはArm Mali-G72 MP3 を採用しています。最大GPU周波数が800MHzとなっております。
MediaTek MT8183は、主に「Chromebook / Android タブレット」に使われているモバイル端末向けのチップ(SoC)です。
MediaTek MT8183 チップの仕様
チップ(SoC) | MediaTek MT8183 | |
---|---|---|
CPU | 種類(アーキテクチャ) | Cortex-A73(2.0GHz) / Cortex-A53(2.0GHz) |
コア数 | 8コア【Cortex-A73(4コア)/Cortex-A53(4コア)】 | |
動作周波数 | 最大2.0GHz | |
GPU | 種類(名前) | Arm Mali-G72 MP3 |
動作周波数 | 800MHz | |
メモリ | 種類 | LPDDR3・LPDDR4X |
最大メモリサイズ | 4GB | |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 | |
プロセス | 12nm |
【 特徴 】MediaTek MT8183 (SoC)とは?
MediaTek MT8183 は、主に「Chromebook / Android タブレット」に使われているチップ(SoC)です。12nmプロセスを採用し、システムに関わるいくつかの部品を組み合わせ、電力効率を高めチップ(SoC)にまとめました。最大2GHzで動作する Cortex-A73 (4コア)と、 最大2.0GHzで動作する Cortex-A53(4コア)の計8コアのオクタコアCPUを搭載しています。そして、GPUはArm Mali-G72 MP3 を採用し、最大GPU周波数が800MHzとなっています。
そして、カメラセンサーは、最大 32MP まで対応しており、搭載されるディバイスの仕様にもよりますけど、高い解像度の画像を撮影することができるという可能性が増えるので、かなり良いと思います。それからもちろん、最大 16MP+16MP のデュアルカメラアレイにも対応しています。最大0.5TOPS のパフォーマンスを発揮する「デュアルコア AI プロセッシングユニット(APU) チップ」を組み込んでいて、低い消費電力でアプリケーションのAI機能を拡張し、AI カメラをアップグレードすることもできるそうです。ちなみに、通信は、より速いWi-Fiパフォーマンスを実現する Wi-Fi 5 を採用ています。
メモリタイプは、LPDDR4x / LPDDR3 に対応し、最大メモリ サイズ は、4GBまでとなっています。
最大ディスプレイ解像度は、WQHD(2400×1080)まで対応しています。外部 ディスプレイの場合は、最大解像度 FHD(1920×1080)までの対応となっています。色鮮やかに表現してくれるので画像や動画なども、楽しめると思います。
MediaTek MT8183 は、電話やメールのやり取り、Webの閲覧など比較的軽い作業や一般的な使い方では、多少のカクツキはあるかと思いますが、まあまあ こなせる という感じです。ゲームに関しては、データの重いゲームの動作は、かなり厳しいと思います。軽いゲームであっても、それなりに動作はしますが、重いと感じることも多々あると思います。なのでゲームの好きな方には、かなり厳しいかと思います。
【 SoC 】とは、「System on a Chip」の略です。一個のチップ上に、システムの動作に関わるCPUやGPUなどの、いくつかの部品・回路類を、まとめて組み込んだもので、それらの部品・回路は連携して機能するようにシステム構成されています。SoCとは、スマホにおけるCPUやGPU、Wi-Fi、カメラなど、制御に必要なパーツを1つのチップセットにまとめるパーツです。
MediaTek MT8183 のベンチマークスコア
#この記事の全てのベンチマークスコアは、搭載される機器等によって数値が違ってきます。測定には RAM も含まれるので、メモリの種類によっては、結果が大きく変わります。なので、この記事の全てのベンチマークスコアは、あくまでも目安として参考にしてみてください・・・
【 Antutu Ver9 】比較表 (総合点の高い順)
チップ(SoC) | CPU | GPU | 総合点 |
---|---|---|---|
MediaTek Helio G85 | 64976 | 56318 | 235894 |
MediaTek Helio G80 | 64529 | 55873 | 231071 |
MediaTek Helio P60 | 66940 | 44215 | 217252 |
MediaTek MT8183 | 58703 | 45122 | 201436 |
Kirin 710A | 66312 | 33153 | 189811 |
Qualcomm Snapdragon 460 | 56414 | 23118 | 160139 |
Qualcomm Snapdragon 650 | 51097 | 23940 | 141523 |
【 Geekbench5 】比較表 (マルチスコアの高い順)
チップ(SoC) | シングルスコア | マルチスコア |
---|---|---|
Media Tek Helio X30 | 282 | 1239 |
MediaTek Helio G80 | 349 | 1218 |
Intel Core i7-4650U | 627 | 1213 |
MediaTek MT8183 | 298 | 1210 |
Qualcomm Snapdragon 460 | 250 | 1206 |
AMD FX-8800P | 406 | 1138 |
Apple A9 | 543 | 1072 |
↗️ ASUS(エイスース) Android搭載 2 in 1 ノートPC (Chromebook Detachable CM3) ミネラルグレー 《CM3000DVA-HT0019/A》 ●仕様【約10.5型(1,920×1200) タッチパネル対応/ MediaTek MT8183 / RAM:4GB / ROM:128GB / Chrome OS / アウトカメラ:約800万画素 / インカメラ:約192万画素 / 本体のみ:約506g / 最長約12時間】
《特徴》日本語キーボード付き、3つのスタイルに自在に変形! 着脱可能な付属キーボードを使えば、ノートPCのように着脱可能な付属キーボードで資料や課題作成などに使えます。付属フレックスアングル・スタンドカバーを使えば、タブレット端末のようにチャットや動画視聴など シーンに合わせて縦横で使用できます。付属スタイラスペンを使えば、字を書いたり、絵を描いたりできます。いろいろな場面で、使える2 in 1 ノートパソコンです。
↗️ ASUS(エイスース) Android搭載 2 in 1 ノートPC (Chromebook Detachable CM3) ミネラルグレー 《CM3000DVA-HT0020_ENG》 ●仕様【約10.5型(1,920×1200) タッチパネル対応/ MediaTek MT8183 / RAM:4GB / ROM:128GB / Chrome OS / アウトカメラ:約800万画素 / インカメラ:約192万画素 / 本体のみ:約506g / 最長約12時間】
《特徴》英語キーボード付き、3つのスタイルに自在に変形! 着脱可能な付属キーボードを使えば、ノートPCのように着脱可能な付属キーボードで資料や課題作成などに使えます。付属フレックスアングル・スタンドカバーを使えば、タブレット端末のようにチャットや動画視聴など シーンに合わせて縦横で使用できます。付属スタイラスペンを使えば、字を書いたり、絵を描いたりできます。いろいろな場面で、使える2 in 1 ノートパソコンです。
↗️ aiwa(アイワ) Android タブレット (tab AB8) ブラック 《JA3-TAB0802》 ●仕様【約8型(1280×800) / MediaTek MT8183 / メモリ:4GB / ストレージ:64GB / Android 12 / アウトカメラ:約800万画素 / インカメラ:約500万画素 / 約330g / 最長約6時間】
《特徴》コンパクトな8型ディスプレイ採用! カバンにすっぽりと収まるサイズなので持ち運びにとても便利です。8型液晶を採用し、薄さ9mm・軽さ約330g。片手で楽に持てる重さなので、長時間使用でも手への負担はあまりかからないと思います。
今、どんな「SIMフリー スマートフォン」が売れているの???気になる方は、下の欄からどうぞ・・・
🟠【Amazon】SIMフリー スマートフォン売れ筋ランキング
🟢【Yahooショッピング】SIMフリー スマートフォン売れ筋ランキング