今回は、MediaTekが開発しているARMベースのチップ(SoC)、MediaTek Dimensity 6300 のベンチマーク性能(Antutu Ver10 & Geekbench 6 ) ・仕様・特徴などを記事にしていきたいと思います。さらに、SiMフリー スマートホンの搭載機種の紹介などもしていきます。
MediaTek Dimensity 6300は、ミッドレンジクラスの5Gスマートフォン向けに設計されたそこそこの性能とそれなりの電力効率に優れたプロセッサーです。最新のTSMC 6nmプロセスを採用し、従来のプロセッサーと比較して、より高い効率を実現しています。
MediaTek Dimensity 6300 は、主に「Android スマートフォン」に多く使われているモバイル端末向けのチップ(SoC)です。
MediaTek Dimensity 6300 チップの仕様
チップ(SoC) | MediaTek Dimensity 6300 | |
---|---|---|
CPU | 種類(アーキテクチャ) | Cortex-A76(2.4GHz) / Cortex-A55(2.0GHz) |
コア数 | 8コア【Cortex-A78(2コア)/Cortex-A55(6コア)】 | |
動作周波数 | 最大2.4GHz | |
GPU | 種類(名前) | Mali-G57-MC2 |
動作周波数 | 1072MHz | |
メモリ | 種類 | LPDDR4X |
周波数 | 2133MHz | |
最大メモリサイズ | 12GB | |
ストレージタイプ | UFS2.2 | |
AIアクセラレータ | ? | |
通信 | 5G / 4G | |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 | |
プロセス | 6nm |
MediaTek Dimensity 6300 (SoC)の特徴は?
MediaTek Dimensity 6300は、ミッドレンジスマートフォンにぴったりのチップセットです。価格を抑えながらもしっかりとした性能を発揮してくれるので、コストパフォーマンスを重視する方には特におすすめです。6nmプロセスで作られていて、パフォーマンスと省電力を上手にバランスさせています。
Dimensity 6300は、2.40GHzのCortex-A76 2基と、2.00GHzのCortex-A55 6基という2+6のCPU構成を採用しています。これにより、いろいろなタスクや情報処理を良い感じにこなすことができます。特に、日常的な操作や軽量なアプリケーションの使用では、良い感じのパフォーマンスを発揮します。
また、Mali-G57 MC2というGPUを搭載しており、グラフィックス性能も向上しています。ミッドレンジクラスのスマートフォンとしてはコスパが良く優れた性能を実現します。そして、Vulkan 1.3やOpenCL 2.0といった技術にも対応しているのが嬉しいところです。
ゲーム性能については、グラフィックが重いゲームには、向いていなく、かなりキツいかもしれません。軽めのゲームや2Dゲームなら十分楽しめます。さらに、長時間プレイしてもバッテリーの持ちが比較的良く、電力効率も改善されているので、良い感じに楽しむことができます。
カメラも魅力的で、最大108MPの高解像度センサーを搭載しており、低照度でもきれいな写真が撮れます。さらに、MediaTekのノイズ低減テクノロジーは、暗い場所に強く、写真や動画がぐっと安定して、思い出をきれいに残すことができます。
ディスプレイには、10億色表示とTrue Color AMOLEDとリフレッシュレート120Hzに対応されており、有機EL搭載のスマートフォンなら視覚的にもとても快適です。動画や画像の美しさはもちろん、SNSのチェックや動画視聴も快適に楽しめます。
さらに、Dimensity 6300には3GPP Release16標準の 5Gモデムが内蔵されており、最大140MHzのセルラースペクトルに対応する事で2CCキャリア アグリケーションを介して最大3.3Gb/sの高速通信が可能です。しかも、5G通信時の電力消費を抑える技術も搭載されていて、長時間のデータ通信やストリーミングも快適に行えます。
MediaTek Dimensity 6300ができる事!(簡単まとめ)
MediaTek Dimensity 6300は、ミドルレンジのスマートフォン向けに作られたプロセッサーで、日常的な使用において非常にバランスが取れた性能を提供してくれます。軽い作業からちょっとしたクリエイティブな仕事まで、スムーズにこなしてくれる頼もしい存在です。それでは、どんな場面で力を発揮するのかを見ていきましょう。
・マルチタスキング
Dimensity 6300は、複数のアプリを同時に開いて作業する場合でも多数カクツク場面もあると思いますが、意外とスムーズに動作します。2.4GHzのCortex-A76と2.0GHzのCortex-A55を組み合わせた8コア構成が、アプリ間の切り替えを素早く行い、基本的なマルチタスクをこなしてくれます。例えば、メールをチェックしながらWebを検索したり、メッセージアプリを使いながら音楽を流すような使い方も良い感じにできます。
・クリエイティブ作業
軽めの写真編集や動画編集を少しだけ楽しみたいという方には、このプロセッサーは非常に役立ちます。最大108MPのカメラセンサーをサポートしているので、写真を撮ってその場で編集したり、簡単な軽めの動画編集も行うことができます。もちろん、超高負荷なグラフィック処理が必要な作業には無理ですが、軽めなクリエイティブ作業には、そこそこの実力を持っています。
・オフィス作業
WordやExcel、PowerPointなど、一般的なオフィスソフトを使った作業も快適にこなせます。文書を作成したり、スプレッドシートを整理したり、プレゼンテーションを作る際も、ストレスなく作業が進みます。複数のウィンドウを開いて作業しても、操作がもたつくことはほとんどありません。
・ゲーム
軽いゲームやカジュアルな2Dゲームであれば、問題なく楽しめます。ただし、Genshin Impactのような重い3Dゲームを快適に遊ぶには、かなりキツく不満を感じるかもしれません。例えば、PUBG: Mobileは51fps、Call of Duty: Mobileは57fpsのフレームレートでプレイができ、軽めのゲームには十分対応していますが、グラフィックのクオリティにこだわる場合は、より高性能なチップのほうが向いているかもしれません。
・ウェブブラウジング
インターネットのブラウジングはとても快適です。Webページをサクサクと読み込むことができ、スクロールもスムーズなので、日常的にネットサーフィンを楽しむには全く問題ありません。動画をストリーミングしたり、いろいろと使えるのが嬉しいポイントです。
・ビジネス向けアプリケーション
メールやカレンダー、クラウドベースの生産性向上アプリなど、ビジネス関連のアプリも問題なく動作します。5Gモデム内蔵のおかげで、オンライン会議やクラウドでの作業も高速でスムーズに行えるので、ビジネス用途でも非常に頼りになる存在です。
Dimensity 6300は日常的な使用や軽めの作業にとても適したプロセッサーです。高負荷のゲームやクリエイティブな作業を多くこなすには、かなり力不足かもしれませんが、普段使いには十分な性能を発揮してくれます。コストパフォーマンスも高いので、普段使いを中心に考えている方には、とてもおすすめできるモデルとなっています。
【 MediaTek Dimensity 6300 】のベンチマークスコア
#この記事の全てのベンチマークスコアは、搭載される機器等によって数値が違ってきます。測定には RAM も含まれるので、メモリの種類によっては、結果が大きく変わります。なので、この記事の全てのベンチマークスコアは、あくまでも目安として参考にしてみてください・・・
【 Antutu Ver10 】比較表 (総合点の高い順)
チップ(SoC) | CPU | GPU | 総合点 |
---|---|---|---|
MediaTek Dimensity 1080 | 165892 | 112468 | 529484 |
MediaTek Dimensity 900 | 165835 | 87238 | 506217 |
MediaTek Dimensity 7025 | 162741 | 80684 | 489052 |
Qualcomm Snapdragon 765 5G | 141316 | 101389 | 451947 |
Qualcomm Snapdragon 695 5G | 146372 | 82611 | 437583 |
MediaTek Dimensity 6300 | 131429 | 70004 | 421986 |
Qualcomm Snapdragon 4 Gen 1 | 145709 | 74215 | 421328 |
MediaTek Helio G99 | 124681 | 67132 | 414806 |
UMIDIGI G9 5G | 140949 | 58010 | 392853 |
Apple A10 Fusion | 137007 | 79874 | 386121 |
【 Geekbench 6 】比較表 (マルチスコアの高い順)
CPU | シングルスコア | マルチスコア |
---|---|---|
Intel Processor N100 | 1210 | 2338 |
Intel Core i7-3770 | 674 | 2325 |
MediaTek Dimensity 900 | 895 | 2237 |
AMD Ryzen 3 2300U | 761 | 2113 |
MediaTek Dimensity 6300 | 805 | 2078 |
Qualcomm Snapdragon 4 Gen 1 | 839 | 1882 |
MediaTek Dimensity 720 | 776 | 1870 |
Qualcomm Snapdragon 480 Plus 5G | 863 | 1848 |
MediaTek Dimensity 800U | 754 | 1831 |
商品紹介
↗️ OPPO(オッポ) SIMフリー スマートフォン (OPPO A3 5G) ブラック《CPH2639 BK》 ●仕様【約6.7型(1604×720) 120Hz / MediaTek Dimensity 6300 / RAM:4GB / ROM:128GB / ColorOS 14(based on Android 14) / 背面カメラ:最大約5000万画素 / インカメラ:最大約800万画素 / 防水・防塵 / 約187g / バッテリー容量:5100mAh / SIM : nano-SIM・eSIM 】
《特徴》薄型デザイン(約7.7mm)で持ちやすく、約6.7インチの大画面(リフレッシュレート最大120Hz)を搭載。耐久性に優れ、SGSとMIL-STD-810H認証を取得。5,100mAhのバッテリーは最大45W急速充電に対応し、約30分で50%充電できます。スプラッシュタッチ機能により、濡れても操作しやすく、カメラは5,000万画素の広角と200万画素の深度カメラで鮮明な写真が撮れます。
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