初めに・・・

今回は、AMD Ryzen AI 9 HX 375 のベンチマーク(PassMark・Cinebench・Geekbench) CPU性能や特徴などを記事にしていきたいと思います。そして、このCPUが搭載されているパソコンを紹介したいと思います。

AMD Ryzen AI 9 HX 375 は、Ryzen AI 9 HX 370のAI強化版で、AI時代を先取りした革新的なモデルです。

Ryzen AI 9 HX 370と同様、シングルコアとマルチコアの性能をバランス良く調整し、高い性能の統合内蔵GPUと、さらに驚異的なAI処理能力を搭載。AI処理の速さにおいては、これまでにないスピードを誇り、日常的な作業から、クリエイティブな作業、さらにはエンターテイメントまで、あらゆる面で私たちの生活をサポートしてくれるでしょう。

このプロセッサは、主にゲーミングノートPC・クリエイターノートPC・ミニPCなどの高性能なPCに使われるプロセッサです。

AMD Ryzen AI 9 HX 375 の仕様

CPUAMD Ryzen AI 9 HX 375 
開発コードStrix Point
アーキテクチャZen 5 ×4コア / Zen 5c ×8コア
コア数 / スレッド数12コア / 24スレッド
最大ブースト・クロック最大 5.1GHz
Zen 5c 最大ブースト・クロック最大 3.3GHz
基本クロック2.0GHz
基本クロックZen 52.0GHz
Zen 5c2.0GHz
L2キャッシュ合計 / L3キャッシュ合計12MB / 24MB
対応メモリDDR5-5600・LPDDR5x-8000
最大温度100℃
TDP(デフォルト)28W
TDP(cTDP)15W~54W
 製造プロセス
TSMC 4nm

AI 

AMD Ryzen AI
Overall TOPS
最大 85 TOPS
NPU TOPS
最大 55 TOPS
内蔵GPU名前AMD Radeon 890M(RDNA 3.5)
GPUコア
16コア
グラフィックス周波数
2.90GHz

AMD Ryzen AI 9 HX 375 の特徴

AMD Ryzen AI 9 HX 375 は、Ryzen AI 9 HX 370のAI強化版で、AI時代を先取りした革新的なモデルです

このモデルは、基本的な中程度ぐらいのデータ量のゲームやクリエイティブな作業、AIを活用したタスクまで、いろいろな用途に対応できるパフォーマンスを実現しています。

Zen 5 アーキテクチャ」と「Zen 5c アーキテクチャ」を採用し、12コア24スレッドのハイブリッド構成を実現しています。4つの高性能コア(Zen 5)と8つの省電力コア(Zen 5c)が組み合わさることで、どんな作業でもスムーズにこなしてくれます。

最大ブーストクロックは5.1GHzと、シングルコア性能も非常に高く、ゲームやアプリケーションをすぐに起動できるサクサク感を実現します。また、24MBの大容量L3キャッシュが、複数のアプリケーションを同時に開いても、しっかりとしたパフォーマンスを支えてくれます。さらに、TDP28Wという低消費電力でありながら、最大54Wまで対応できるため、バッテリーの持ちにも優れています。

このプロセッサに搭載された統合GPURadeon 890M」も見逃せません。RDNA 3.5を採用し、16コアの計算ユニットを搭載しているので、基本的な中程度ぐらいのデータ量のゲームやグラフィック処理なら快適にこなせます。Apex LegendsValorantといった人気ゲームをまあまあの設定でスムーズに動かせるので、ゲーマーにも嬉しいポイントです。

ただ、データ量の重たい写真編集や動画編集、そしてゲームなどは、性能の高いGPU(dGPU)、つまり性能の高いグラフィックボードがないとキツイです。

#(搭載されるグラフィックボードは種類によって性能が違い、できる内容も変わっていきます)

そして、HDMI 2.1DisplayPort 2.1にも対応しているため、外部ディスプレイへの接続もスムーズにできます。

そして、Ryzen AI 9 HX 375の魅力は、何と言ってもそのAI処理能力です。内蔵されたNeural Processing Unit(NPU)は、最大55 TOPS(1秒間に55兆回の演算処理)を実現しており、AIを活用したタスクを驚くほど速くこなします。画像認識や自然言語処理、さらにAIを使った色補正や物体追跡など、日々の作業を高速で効率化できます。このNPUは、IntelLunar Lake48 TOPS)やQualcommSnapdragon X Elite45 TOPS)を超える性能を持っており、AIアプリケーションをさらにスムーズに使えるようになるでしょう。

それから、USB4(40Gbps)やPCIe 4.0 に対応しており、外部デバイスとの接続も非常に速く、データ転送や周辺機器の利用が快適です。外付けGPUやストレージを使うことで、さらに高いパフォーマンスを引き出すこともできます。また、Microsoft Copilot+ PCにも対応しているので、AIアシスタントがあなたの作業をサポートし、さらに便利に使えます。

Ryzen AI 9 HX 375は、基本的な中程度ぐらいのデータ量のゲーム、クリエイティブ作業、AIタスクなど、良い感じのパフォーマンスを発揮しながら、消費電力を抑えた設計で、以前よりも長時間使用することができます。これからのノートPCに欠かせない存在になること間違いなしのプロセッサです。

「AMD Ryzen AI 9 HX 375」と「AMD Ryzen AI 9 HX 370」は、ほとんど同じハードウェアを持ちながら、AI性能に若干の違いがあります。

これからのPC選びにおいて、AI性能を重視するかどうかが選択のポイントとなります。

「Zen 5アーキテクチャ」マイクロアーキテクチャは、前世代の「Zen 4」を基にさらなる改良が加えられ、より高い処理能力と優れたエネルギー効率を実現した新しいCPUアーキテクチャへと進化しています。 「Zen 5cアーキテクチャ」は、AMDの高効率なCPUコアで、Zen 5の派生版です。特徴として、IPCはZen 5と同等、L3キャッシュは大幅に削減され、電力効率が向上しています。Zen 5cは、IntelのEコアに似た役割を果たす「コンパクト版Zen 5」と言える存在です。マイクロアーキテクチャ自体は基本的にZen 5と同じです。

出典 SUZURI (写真のTシャツはこちらをクリック)

AMD Ryzen AI 9 HX 375 はどんな作業に向いている?

AMD Ryzen AI 9 HX 375 は、以下のような用途に向いています。

マルチタスキング

AMD Ryzen AI 9 HX 375 は、複数のアプリケーションやプログラムを同時に実行する場合でも、スムーズな動作を実現します。例えば、複数のウェブブラウザータブを開いたり、多目的作業など、同時に使用する場合でも、高いパフォーマンスを発揮します。

 

・クリエイティブな作業

「Zen 5 アーキテクチャ ×4コア / Zen 5c アーキテクチャ ×8コア」を採用し、計12コア/24スレッド最大5.1GHzのブーストクロックと、内蔵GPU「AMD Radeon 890M(RDNA 3.5)」、GPUコア:16コア、最大2900MHzまで可能、基本的な中程度ぐらいのデータ量の写真編集、画像編集、グラフィックデザイン、動画編集、音楽制作などのクリエイティブな作業は、なかなかの性能を発揮すると思います。ただ、プロユースの重い動画編集や3Dグラフィックデザインなどをする場合は、高いグラフィックス性能を必要とするので、内蔵GPUのみだと けっこうキツイと思います。ただし、性能の高い単体GPU(dGPU)、つまりグラフィックボードが搭載されていれば、動画編集や3Dレンダリングなどの負荷の高い作業もけっこういけると思います。

 

・オフィス作業

文書作成、スプレッドシートの編集、プレゼンテーションの作成など、オフィス作業は快適にこなせます。12コア/24スレッドのCPUコアと24MBのL3キャッシュにより、マルチタスクや複数のアプリを同時に使用する事などができるので、より快適な動作環境を提供し、作業効率を高めてくれると思います。

 

ゲーム

内蔵GPUのみの場合、ゲームやオンラインゲームなどをプレイするには、解像度やフレームレートなどの品質を落とせば、いけると思います。ただし、最新のデータの重い高負荷ゲームやVRゲームには、ちょっと不向きかもしれませんが、性能の高いグラフィックボード(単体GPU)が搭載されていれば、いけると思います。

 

・ウェブブラウジング

インターネット上での検索、ウェブサイトの閲覧、オンライン動画の視聴など、ウェブブラウジングにも適しています。複数のタブを同時に開いても、快適なブラウジングができると思います。

 

・ビジネスソフト/アプリケーション

AMD製プロセッサ対応のビジネス向けのアプリケーションやソフトウェアであれば、データベース管理、会計ソフトウェア、顧客管理システムなど、使用する場合にも高いパフォーマンスを発揮してくれると思います。一部のアプリケーションやツールでは、AIや機械学習の処理を支援することも可能です。高性能なCPUは、これらのタスクに対しても良いパフォーマンスを発揮します。

「AMD Ryzen AI 300シリーズ」の性能を表す数字&アルファベットの部分

 AMDから発売している「AMD Ryzen AI300シリーズ」は、「Ryzen AI 9」「Ryzen AI 7」「Ryzen AI 5」の計3種類あります(2025年1月現在)。性能を表す数字の部分は小さい数字から大きい数字にかけて性能が良くなっていきます。例えば、数字の小さい「Ryzen AI 5」は、性能よりも値段が安いコスパ重視、逆に数字の大きい「Ryzen AI 9」は、値段よりも性能が高いスペック重視ということになります。

ノートPC向けCPU「AMD Ryzen AI300シリーズ」アルファベッと数字が表す部分

★ Ryzen AI 9 365の場合、「Ryzen AI」の部分がシリーズの名前

「9」の部分がシリーズの中でのグレード(クラス) 、

「3」シリーズ

「65」性能とモデル特定番号を表しています。

★ Ryzen AI 9 HX 375の場合、「Ryzen AI」の部分がシリーズの名前

「9」の部分がシリーズの中でのグレード(クラス) 、

「HX」高いパフォーマンスを発揮するモデルである事を表す記号

「3」シリーズ

「75」性能とモデル特定番号を表しています。

AMD Ryzen AI 9 HX 375 のベンチマーク CPU性能

#この記事の全てのベンチマークスコアは、パソコン等によって数値が違ってきます。測定には RAM も含まれるので、メモリの種類によっては、結果が大きく変わります。なので、この記事の全てのベンチマークスコアは、あくまでも目安として参考にしてみてください・・・

【PassMark】比較表(マルチスコア)

CPUシングルスコア マルチスコア
AMD Ryzen 9 3950X269738136
Intel Core i7-14700HX390837513
Intel Core i7-14650HX390136945
AMD Ryzen AI 9 HX 370397335261
AMD Ryzen AI 9 HX 375396934987
Intel Core i7-13700HX388434719
Intel Core i7-12700K401534372
AMD Ryzen 9 3900XT271833002
Intel Core i7-13650HX383232731

【Cinebench R23】比較表(マルチスコアの高い順)

CPUシングルスコアマルチスコア
Intel Core i7-13700F2017 26613 
Intel Core i9-129001991 26518 
 Intel Xeon W-3275M  1038 25640
Intel Core i9-10980XE119324427
Intel Core i7-14650HX192923798
AMD Ryzen AI 9 HX 375202823129
AMD Ryzen AI 9 HX 370202522983
Intel Core i7-14700HX208222296
 Intel Core i9-12950HX191323014
Intel Core i7-12700K 192522768
 AMD Ryzen 9 5900160620831
Intel Core i7-13700HX 178920150

【Geekbench 6】比較表(マルチスコアの高い順)

CPUシングルスコアマルチスコア
AMD EPYC 7443P176916372
Intel Core i7-13700 2657 16139 
Intel Core i9-12900KS 2638 15931 
Intel Core i7-14700HX273515897
AMD Ryzen AI 9 HX 375295015311
AMD Ryzen AI 9 HX 370294815302
Apple M3 Pro(12コアCPU)3102 15216
Intel Core i7-14650HX 263515011
AMD Ryzen 7 7800X3D264814873 
AMD Ryzen 7 7700279114510 

商品紹介

【 AMD Ryzen AI 9 HX 375 】搭載ノート型パソコン

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