今回は、Intel Processor N250 のベンチマーク(PassMark・Cinebench・Geekbench)性能を記事にしていきたいと思います。そして、このCPUが搭載されているパソコンを紹介したいと思います。
Intel Processor N250 は、「Intel Processor N200」の後継にあたるモデルとなり、比較的低価格でコスパの良いプロセッサです。日常的なタスクを快適にこなすエントリーレベルのパフォーマンス性能と省電性を実現しています。ただ、高度なグラフィックス処理や複雑な計算などはあまり向いていないプロセッサとなります。
このプロセッサは、主にモバイルノート型パソコン、Mini デスクトップパソコン に使われるプロセッサーです。
Intel Processor N250 の仕様
CPU (商品名) | Intel Processor N250 |
---|---|
コードネーム / プロセス | Twin Lake / Intel 7 (10nm) |
コア数 | 4コア |
スレッド数 | 4スレッド |
基本クロック周波数 / 最大クロック周波数 | ?GHz(定格) / 3.8GHz(ターボ・ブースト作動時) |
キャッシュ | 6MB |
最大温度 | 105℃ |
TDP | 6W |
対応メモリ(種類) | DDR5-4800 / DDR4-3200 / LPDDR5-4800 |
最大メモリ | 16GB |
内蔵グラフィックス (グラフィックス最大動的周波数) | Intel Graphics |
グラフィックス最大動的周波数 | 1.25 GHz |
実行ユニット | 32 |
Intel Processor N250について
Intel Processor N250 は、価格の安価な低電力仕様のプロセッサで、コードネームは、Twin Lakeです。「Intel Processor N200」の後継にあたるモデルです。
このシリーズは、以前あったノート向けPentiumシリーズとCeleronシリーズの後継で、この二つのシリーズが統合され、一つのシリーズに生まれ変わり、「Intel Processor Nシリーズ」となりました。
TDPが6W、プロセスがIntel 7(10nm)と、なかなかの低消費電力なプロセッサです。性能よりも価格を安く抑えた商品なので、CPU性能、グラフィックス性能は、けっして良いとは言えません。
Intel Processor N250は、4コア / 4スレッドとなります。最大クロック周波数は、N200の3.7GHzから3.8GHzへと向上しました。キャッシュは、N200と同じ6MBとなります。このプロセッサは、モバイルノートPCやミニPC用に設計されており、低消費電力なTDPは6Wです。 メモリは、DDR5-4800 / DDR4-3200 / LPDDR5-4800のメモリタイプをサポートしており、最大メモリサイズは16GB、最大メモリスピードは4800MHzです。
搭載されている内蔵GPU(iGPU)は、「Intel Graphics」を採用し、グラフィックス最大動的周波数はN200の、「750MHz」から「1.25GHz」へと向上、ただ、実行ユニット数は、N200と変わらず「32」となっています。それから、eDP 1.4b、DP 1.4、HDMI 2.1、MIPI-DSI 1.3をサポートし、最大4K(4096×2160)解像度での出力が可能です。これにより、4Kディスプレイや複数のディスプレイ環境においても美しい映像体験を提供します。さらに、DirectX 12.1やOpenGL 4.6、OpenCL 3.0にも対応しています。
Intel Processor N250 は、軽量薄型ノート型パソコン や Miniデスクトップパソコン に、比較的多く使用されるプロセッサです。低電力でも、そこそこの演算能力を発揮する事ができます。ただ、重い作業には、あまり向かないプロセッサなので、写真編集や動画編集、そしてゲームなどは、かなり厳しいかと思います。高度なグラフィックス処理や複雑な計算などはあまり向いていないプロセッサとなっています。
このCPUは、あくまでネットの閲覧やブログを書いたり文章作成など、軽めの作業を目的としたグラフィックス性能をあまり必要としない作業をする人向けのCPUです。なので、Intel Processor N250 を搭載する ノートPC 及び MiniデスクトップPC を購入する際は、使用用途を考えてから購入することをおすすめします。
Intel processor Nシリーズとは
Intel processor N250 はどんな作業に向いている?
Intel Processor N250 は、主に軽量な作業や日常的なタスクに適しています。各項目について以下にて、説明していきます。
・マルチタスキング
Intel Processor N250は、基本的なマルチタスキングには、それなりに対応していますが、
性能があまり高くないので、高負荷な複数のアプリケーションを同時に実行すると性能が低下し、
もたついたり、クルクル表示がでたりすると思います。
・クリエイティブな作業
高負荷のクリエイティブな作業には適していません・・・。
簡単な画像編集や軽めの動画編集は、もたつきはするけど、なんとか可能です。
なのでプロ向けのゴリゴリな高負荷作業には、まず無理です。
・オフィス作業
文書作成、表計算、プレゼンテーション作成などの一般的なオフィス作業には、
それなりに性能を発揮すると思います。
・ゲーム
ゲームプレイには、あまり適していません。
内蔵GPUの性能は低く、古いゲームや軽量なインディーゲームは動作する可能性がありますが、
最新のゲームや高グラフィックス要求のゲームには、まず向いていません。
・ウェブブラウジング
ウェブブラウジングには十分な性能を持っており、メモリの容量にもよりますが、
複数のタブを開いても快適に閲覧できると思います。
・ビジネスソフト/アプリケーション
一般的なビジネスソフトやアプリケーションの使用には、それなりに適しています。
テレビ会議ソフトの利用もけっこう問題なく行えます。
ただし、負荷の高い専門的な業務用ソフトウェアや高度な分析ツールには性能が不足する可能性があります。
【 Intel Processor N250 】ベンチマーク
#この記事の全てのベンチマークスコアは、パソコン等によって数値が違ってきます。測定には RAM も含まれるので、メモリの種類によっては、結果が大きく変わります。なので、この記事の全てのベンチマークスコアは、あくまでも目安として参考にしてみてください・・・
【PassMark】比較表(マルチスコアの高い順)
CPU | シングルスコア | マルチスコア |
---|---|---|
Intel Core i5-10210U |
2180 | 6381 |
Intel Core i5-8265U | 2089 | 6197 |
Intel Core i5-8250U | 1918 | 6085 |
Intel processor N250 | 2213 | 5920 |
AMD Ryzen 3 3300U | 1874 | 5877 |
Intel Processor N150 |
1938 | 5702 |
Intel Processor N200 | 1960 | 5496 |
Intel Core i3-10110U | 2216 | 4185 |
【 Geekbench 6 】比較表(マルチスコアの高い順)
CPU | シングルスコア | マルチスコア |
---|---|---|
AMD Ryzen 5 3400G | 1172 | 3568 |
Samsung Exynos 1480 | 1175 | 3526 |
Qualcomm Snapdragon 7 Gen 3 | 1143 | 3409 |
Intel Core i3-1115G4 | 1817 | 3241 |
Intel processor N250 | 1151 | 3164 |
Intel Processor N150 | 1083 | 3129 |
Intel Core i5-10210U | 1229 | 3005 |
AMD Ryzen 5 3550H | 957 | 2862 |
Intel Processor N200 | 1268 | 2730 |
商品紹介
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