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AMD Ryzen 5 6600HS の“ベンチマークCPU性能“ はどれくらい?気になる仕様は?

CPU性能
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初めに・・・

今回は、AMD Ryzen 5 6600HSベンチマーク(PassMark・Cinebench R23・Geekbench 5) CPU性能や特徴などについて記事を書いていきたいと思います。

AMD Ryzen 5 6600HSは、たぶんRyzen 5 5600HSの後継にあたるモデルだと思います。このモデルは、末尾に「HS」が付いているので、高性能かつ末尾が「H」よりも消費電力を抑えたモデルとなっています。開発コード名が「Rembrandt」と呼ばれていて、「Zen3+」アーキテクチャを採用。

このCPUは、TDPが35Wと、なかなかパワーがあり、主に高性能ノートPCに使われるプロセッサーです。

 

AMD Ryzen 5 6600HSの仕様

CPU AMD Ryzen 5 6600HS
開発コード / アーキテクチャ Rembrandt / Zen 3+
コア数 / スレッド数 6コア/12スレッド
基本クロック 3.3GHz
最大ブースト・クロック 最大4.5GHz
L2キャッシュ合計 3MB
L3キャッシュ合計 16MB
最大温度 95℃
TDP
35W
製造プロセス
6nm
内蔵グラフィックス
AMD Radeon 660M
GPUコア / グラフィックス周波数
6コア / 1.9GHz


 

AMD Ryzen 5 6600HSについて

AMD Ryzen 5 6600HSは、末尾に「HS」が付いているので、高性能かつ末尾が「H」よりも消費電力を抑えたモデルとなっています。ちなみに、コードネームは「Rembrandt」と呼ばれています。

Ryzen 5 6600HSは、たぶん前モデルのRyzen 5 5600HSの後継モデルです。大きな進化点は、アーキテクチャーが、Zen3(7nmプロセス)アーキテクチャーから、Zen3+(6nmプロセス)アーキテクチャーへと進化した事です。ちなみにZen3+(6nmプロセス)アーキテクチャーとは、簡単に言うと、プロセスが7nmから6nmと小さくなった事で、Zen3アーキテクチャーよりも電気効率が良くなり、省電力性能が向上したらしいです。

さらに、前モデルのRyzen 5 5600HSと比較してみると、基本クロック周波数と最大ブーストクロック周波数が、共に0.3GHz高くなっています。そして、システムメモリタイプもDDR4からDDR5へとバージョンアップしていて、性能が著しく向上している事がわかります。

Ryzen 5 6600HSは、日常生活で使う分には、十分すぎる性能を持っているCPUです。例えばインターネットの閲覧や書類作成は、ストレス無く、サクサク快適にこなせます。あと、簡単な動画編集ぐらいなら、けっこういけます。ただし、グラフィックス性能が、たくさん必要な凝った動画編集や写真編集、さらに、高画質のオンラインゲームとかは、グラフィックボードが搭載されていないと、ちょっと厳しいかもしれません。

#(搭載される外付けグラフィックボードは種類によって性能が違い、できる内容も変わっていきます)

ちなみに内蔵GPUは「AMD Radeon 660M」です。GPUコア数が6コア、グラフィックス周波数が1.9GHzとなっています。

AMD製 APU(CPU)が搭載されているノート型パソコンは、同性能のIntel製 CPUが搭載されているノート型パソコンと比較した場合、比較的値段が安く、コスパが良いのでお得感があります。


 

AMD Ryzenシリーズの性能を表す数字&アルファベットの部分

AMDから発売しているRyzenシリーズは、「Ryzen 9」「Ryzen 7」「Ryzen 5」「Ryzen 3」の計4種類あります。性能を表す数字の部分は小さい数字から大きい数字にかけて性能が良くなっていきます。例えば、数字の小さい「Ryzen 3」は、性能よりも値段が安いコスパ重視、逆に数字の大きい「Ryzen 9」は、値段よりも性能が高いスペック重視ということになります。

 

ノートPC向けCPU「 Ryzen6000シリーズ」末尾のアルファベット

末尾が「HX」 ハイスペック ゲーミング ノートPC向けのCPUで、パワー重視のハイパフォーマンスモデルです。
末尾が「H」 ゲーミング ノートPC向けのCPUで、消費電力を上げ、高いパフォーマンスを可能とした高性能モデルです。
末尾が「HS」 高性能 ノートPC向けのCPUで、末尾が「H」よりも消費電力を抑えたモデルとなっています。
末尾が「U」 ノートPC向けのCPUで、省電力性と処理性能のバランスを考えたモデルです。

 

「AMD Ryzen 5 6600HS」のベンチマーク

#この記事の全てのベンチマークスコアは、パソコン等によって数値が違ってきます。測定には RAM も含まれるので、メモリの種類によっては、結果が大きく変わります。なので、この記事の全てのベンチマークスコアは、あくまでも目安として参考にしてみてください・・・

【PassMark】比較表(マルチスコア)

CPU マルチスコア
Intel Core i9- 10900F 21004
AMD Ryzen 7 5800HS 20708
Intel Core i9- 9900KS 19665
 AMD Ryzen 5 6600HS 18903
AMD Ryzen 7 4800HS 18736
Intel Core i5- 11400F 17619
AMD Ryzen 5 PRO 6650U 17210

 

【Cinebench R23】比較表(マルチスコアの高い順)

CPU シングルスコア マルチスコア
AMD Ryzen 5 5600H 1365 9751
Intel Core i9-10885H 1301 9386
AMD Ryzen 5 4600H 1168 9020
 AMD Ryzen 6 6600HS 1398 9014
Intel Core i7-9700 1193 8597
Intel Core i7-10750H 1184 7419
AMD Ryzen 5 5500U 1159 6857

 

【Geekbench 5】比較表(マルチスコアの高い順)

CPU シングルスコア マルチスコア
 Intel Core i9-10910 1346 9650
AMD Ryzen 7 3800X 1311 9023
Intel Xeon E5-2690 v3 822 8587
 AMD Ryzen 6 6600HS 1457 7972
Intel Xeon W-2140B 1049  7818
AMD Ryzen 5 3600XT 1316 6942
Intel Core i9-9880H 1079 6195

 

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