今回は、Intel Core i9-11900のベンチマーク(PassMark・Geekbench 5)CPU性能について書いていきたいと思います。
このCPUの性能は、第11世代Intelデスクトップ向けCPUの中では、上位クラスに入るプロセッサーで、殆どの事は、このCPUで事足ります。ベンチマーク性能(Passmark)のスコアは、なかなか高く、性能に関しては、かなり優秀だと思います。CPU BOX(本体)参考価格は、約6万3000円〜8万3000円程度となっています。けっこう良いお値段しまね。
Intel Core i9-11900は、主にデスクトップ型パソコンに多く使われているCPUです。
Intel Core i9-11900の仕様
CPU (商品名) | Intel Core i9-11900 |
---|---|
コードネーム / プロセス | Rocket Lake / 14nm |
コア数 | 8コア |
スレッド数 | 16スレッド |
基本クロック周波数 | 2.5GHz |
ターボ・ブースト2.0 | 5.0GHz |
ターボ・ブースト・マックス3.0 | 5.1GHz |
最大クロック周波数(Thermal Velocity Boost) | 5.2GHz |
キャッシュ | 16MB |
Intel Thermal Velocity Boost(制限温度) | 70℃ |
最大温度 | 100℃ |
TDP | 65W |
内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 750 |
グラフィックス(ベース動作周波数 / 最大動的周波数) | 350MHz(ベース) / 1.3GHz(最大) |
Intel Core i9-11900について
Intel Core i9-11900は、デスクトップ型PC向けに多く使われているプロセッサーです。このモデルは、末尾に記号の無いエントリーモデルとして、発売されている商品です。CPU BOX(本体)参考価格は、約6万3000円〜8万3000円程度となります。
ちなみに、Core i9-10900の後継にあたるモデルとなっています。
Core i9-11900の性能は、第11世代Intelデスクトップ向けCPUの中では、上位クラスに入るプロセッサーで、殆どの事は、このCPUで事足ります。このプロセッサーは、基本クロック周波数が2.5GHz、最大クロック周波数(Thermal Velocity Boost)が5.2GHz、TDPが65Wとなっています。
Intel Core i9-11900は、プロセスが14nm、コア数/スレッド数が8コア/16スレッドと、前世代(Core i9-10900)のモデルと比べて、コア数10→8/スレッド数20→16となり減っています。ただ、CPUコアは改良され「Cypress Cove」を採用した事で、IPCが約19%ぐらい改善しているみたいです。そして、メモリクロックが、DDR4-2933からDDR4-3200へと進化し、内蔵グラフィックスが「Intel UHD Graphics630」から「Intel UHD Graphics750」となり、GPU性能も約1.5倍ぐらい向上しています。開発コード名は「Rocket Lake」です。さらに、vProプラットフォーム&Trusted Execution Technologyが採用されています。
Intel Core i9-11900は、日常生活で使うぶんには、十分すぎるプロセッサーです。様々なビジネス用途における幅広い分野でも、十分すぎる程、活躍する事ができると思います。さらにグラフィックボードがあれば、写真編集や動画編集、そしてゲームにも対応できる性能は持ち合わせていると思います。ただし、高負荷がかかる作業や、たくさん性能を必要とするプロのクリエイターが作るような凝った動画編集や写真編集、さらに、高画質のオンラインゲームとかを、より快適に、そして、より効率を求めたい方は、さらに性能の高いプロセッサーの方が良いと思います。
#(搭載される外付けグラフィックボードは種類によって性能が違い、できる内容も変わっていきます)
第11世代「Intel Core iシリーズ」の性能を表す数字&アルファベットの部分
#デスクトップ型PC向け、インテル11世代CPUに使われている末尾のアルファベットの見方
末尾が「無印」 | デスクトップ型PCのエントリーモデル、シリーズのベースとなる通常版CPUです。 |
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末尾が「K」 | オーバークロックに対応したモデルです。基本の動作クロック周波数も「無印」より高いので、オーバークロックが発動しなくても、基本性能の高いプロセッサーです。 |
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末尾が「KF」 | 内蔵GPUを無効化しているのでグラフィックボードが必要。このモデルは、オーバークロックにも対応したモデルです。 |
末尾が「F」 | 内蔵GPUを無効化したモデルです。グラフィックボードが必要。 |
末尾が「T」 | デスクトップ型PC向けの、消費電力を抑えた省電力性能の高いモデルです。「無印」モデルよりも、動作クロック周波数が低く抑えたモデルです。その結果、性能も低い。 |
【Intel Core i9-11900】のベンチマーク
#この記事の全てのベンチマークスコアは、パソコン等によって数値が違ってきます。測定には RAM も含まれるので、メモリの種類によっては、結果が大きく変わります。なので、この記事の全てのベンチマークスコアは、あくまでも目安として参考にしてみてください・・・
PassMark
CPU | Passmark(マルチスコア) |
---|---|
Intel Core i9-11900 | 23127 |
【PassMark】比較表(マルチスコア)
CPU | マルチスコア |
---|---|
Intel Core i7- 11700K | 24711 |
AMD Ryzen 9 5980HX | 23527 |
AMD Ryzen 9 5900HX | 23473 |
Intel Core i9-11900 | 23127 |
Intel Core i9-10850K | 22283 |
AMD Ryzen 5 PRO 5650G | 20992 |
Intel Core i7-10700KF | 18789 |
Geekbench 5
CPU | シングルスコア | マルチスコア |
---|---|---|
Intel Core i9-11900 | 1713 | 9392 |
【Geekbench 5】比較表(マルチスコアの高い順)
CPU | シングルスコア | マルチスコア |
---|---|---|
AMD EPYC 7302P | 851 | 11638 |
Intel Core i9-10900X | 1175 | 10814 |
Intel Xeon E5-2690 v4 | 833 | 9740 |
Intel Core i9-11900 | 1713 | 9392 |
AMD Ryzen7 3800XT | 1351 | 9169 |
Intel Xeon E5-2690 v3 | 822 | 8587 |
AMD Ryzen 5 5600X | 1638 | 8272 |
商品紹介
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