初めに・・・

今回は、『道の駅ご当地バーガー大全  /  (著) 鈴木弘毅 』という本を紹介したいと思います。

ドライブや旅行の途中で立ち寄りたくなる「道の駅」。休憩場所として利用するだけでなく、その土地ならではの食材や料理を味わえることも、道の駅の大きな魅力です。

そんな道の駅グルメの中でも、近年すっかり存在感を増しているのが「ご当地バーガー」です。

『道の駅ご当地バーガー大全』(イカロスMOOK)は、全国の道の駅で販売されている個性豊かなハンバーガーを紹介した一冊。著者は、駅そば、道の駅、日帰り温泉など、地域の魅力を幅広く紹介している鈴木弘毅さんです。

一般的なハンバーガーとは一味違い、その土地で採れた食材や名産品を大胆に挟み込んだご当地バーガーの世界。本書を眺めているだけでも、「次の旅行ではここへ行って、このバーガーを食べてみたい」と、自然と旅の計画を立てたくなってきます。

全国の「ここでしか食べられない」が面白い

本書の大きな特徴は、北海道から沖縄まで、全国各地の道の駅ご当地バーガーを地域ごとに紹介しているところです。

北海道では、エゾシカやホッケ、鮭、サロマ豚など、北海道らしい食材を使ったバーガーが登場します。東北に目を向ければ、短角牛や深海魚、川俣シャモ、納豆、さらには喜多方ラーメンまで登場。

「ハンバーガーに納豆?」と思わず気になる組み合わせもあり、ご当地バーガーならではの自由な発想に驚かされます。

関東では深谷ねぎ、猪、鹿、アジなどが使われ、北陸では白エビ、ホタルイカ、のどぐろ、サメ、あんこうといった海の幸が主役に。

さらに近畿、中国、四国、九州・沖縄へ進むにつれて、鯨、香住ガニ、バトウ、シイラ、カツオ、あか牛、チキン南蛮、ヒージャーなど、各地域の個性的な食材が次々に登場します。

単に「ハンバーガーのカタログ」というだけではなく、地域の食文化をパンに挟んで味わうような感覚が、この本の面白さだと感じました。

名前を見るだけでも旅心を刺激される

掲載されているバーガーの名前も、それぞれ個性的です。

「鹿ばぁーがー」「馬鹿ライスバーガー」「ラプトルバーガー」「いかゴロゴロハンバーガー」など、名前を見ただけでは味が想像できないものも少なくありません。

だからこそ、「これはどんな味なんだろう」と興味を引かれます。

特に印象的なのは、地域の名産品を単純に挟むだけではなく、コロッケやフライ、メンチカツなどに加工してバーガーとして仕上げているものが多いことです。

その土地の食材をどう料理し、どうやって一つのバーガーにまとめているのか。そこに地域ごとの工夫が見えてきます。

『道の駅ご当地バーガー大全』を読んでみた感想

実際に本書を読んでみると、「全国にはこんなに変わったバーガーがあるのか」という驚きがまずありました。

普段ハンバーガーというと、牛肉やチキンなどを思い浮かべがちですが、

本書では魚介、ジビエ、野菜、郷土料理まで幅広い食材が使われています。

そして何より面白いのが、バーガーをきっかけに、その地域そのものに興味が湧いてくることです。

たとえば「この地域では、なぜこの食材が名物なのか」

「この道の駅はどんな場所なのか」と調べていけば、

食べ物だけではなく、地域の歴史や産業、観光地にも関心が広がっていきます。

旅行前に読むガイドとしても楽しめますし、

実際に道の駅を巡ったあとに「次はこのバーガーを食べてみたい」と計画を立てるのにも役立つ一冊だと思います。

こんな人におすすめ

『道の駅ご当地バーガー大全』は、次のような人に特におすすめです。

  • 道の駅巡りやドライブ旅行が好きな人
  • 全国のご当地グルメを食べ歩いてみたい人
  • 一般的な観光ガイドには載っていないローカルグルメを探している人
  • ハンバーガーが好きで、変わった具材にも興味がある人
  • 日本各地の名産品や食文化を知りたい人
  • 次の旅行先を食べ物から決めてみたい人

特に「目的地を決めてから食べるものを探す」のではなく、「食べたいものを見つけて、その場所へ行ってみる」という旅行が好きな人には相性が良さそうです。

まとめ

『道の駅ご当地バーガー大全』は、全国の道の駅にある個性的なご当地バーガーを通して、日本各地の食文化や地域の魅力に触れられる一冊です。

北海道の海産物やジビエから、東北の名産品、関東の野菜や猪、北陸の魚介、近畿から九州・沖縄までの特色ある食材まで、その土地だからこそ生まれたバーガーが数多く紹介されています。

ページをめくっていると、単なるグルメ本というより「全国を食べ歩くための旅のきっかけになる本」という印象を受けます。

道の駅は、目的地へ向かう途中に立ち寄る場所というだけではありません。

その土地でしか出会えない味を探すことも、旅の楽しみの一つです。

次のドライブや旅行先に迷ったときは、本書を開いて気になるご当地バーガーを一つ選び、その味を目当てに出かけてみるのも楽しそうです。