今回は、Intel Core i9-12900KSのベンチマーク(PassMark・Cinebench R23・Geekbench 5) CPU性能について書いていきたいと思います。
Core i9-12900KSは、最大クロック周波数が「第12世代Core iシリーズ」の中では一番高く、性能は最上位に位置し、かなりハイパフォーマンスが出せるプロセッサーです。ただ、電力も、かなり消費し発熱もなかなかです。なので、冷却性能の高いCPUクーラーが必要となってくるかと思います。CPU BOX(本体)価格は、約8万8000円前後〜15万7000円程度となっています。
Intel Core i9-12900KSは、主にデスクトップ型パソコンに多く使われているCPUです。
Intel Core i9-12900KSの仕様
| CPU (商品名) | Intel Core i9-12900KS |
|---|---|
| コードネーム / プロセス | Alder Lake / Intel 7 (10nm) |
| Pコア (Performance−Cores) / Eコア (Efficient–Cores) | 8コア / 8コア |
| コア数合計 (Pコア + Eコア) | 16コア |
| スレッド数 | 24スレッド |
| 最大クロック周波数( Intel Thermal Velocity Boost周波数) | 5.5GHz(最大クロック周波数) |
| ターボ ブースト マックステクノロジー3.0利用時 | 5.3GHz(ターボ ブースト マックステクノロジー3.0作動時) |
| 【Pコア】基本クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 3.4GHz(定格) / 5.2GHz(ターボ・ブースト作動時) |
| 【Eコア】基本クロック周波数 / 最大クロック周波数 | 2.5GHz(定格) / 4.0GHz(ターボ・ブースト作動時) |
| キャッシュ | 30MB |
| 最大温度 | 100℃ |
| ベースパワー / 最大パワー | 150W / 241W |
| 対応メモリ(種類) | DDR5-4800 / DDR4-3200 |
| 内蔵グラフィックス | Intel UHD Graphics 770 |
| 【内蔵グラフィックス】ベース動作周波数 / 最大動的周波数 | 300MHz / 1.55GHz |
Intel Core i9-12900KSについて
Intel Core i9-12900KSは、デスクトップ型PC向けのプロセッサーです。「第12世代Core iシリーズ」の中では、末尾に「KS」の記号が付いたモデルとして販売されている商品です。この「KS」が付いたモデルは、末尾が「K」よりも基本動作クロック周波数 と 最大動作クロック周波数が高く、オーバークロックにも対応した、基本性能の高いプロセッサーです。
Core i9-12900KSは、「第12世代Core iシリーズ」の最上位に位置するプロセッサーです。このCPUのベンチマーク性能(PassMark)は、基本性能が高く、オーバークロックにも対応し、最大クロック周波数が5.5GHzと、かなり高いパフォーマンスが期待できます。ベースパワー / 最大パワーも150W/241Wと、かなりパワーがあります。ただ、発熱もけっこう高くなるので、CPUクーラーは、性能の高いモノが良いかと思います。
ちなみに、プロセスは「Intel 7(10nm)」を採用。開発コード名は「Alder Lake-S」です。
「Intel 12世代Core i シリーズ」は、Pコア(高性能コア)とEコア(省電力性コア)の2つを組み合わせて、1つのCPUに収めたプロセッサーです。Core i9-12900KSの場合は、Pコアが8コア、Eコアが8コアの組み合わせとなっており、合計16コアです。さらにスレッド数は、24スレッドとなります。
Intel Core i9-12900KSは、かなり高い演算能力を発揮する事ができ、様々なビジネス用途における幅広い分野で活躍する事ができると思います。さらに、搭載するグラフィックボードの性能が高ければ、写真編集や動画編集、そしてゲームにも、ほとんどの事が快適にこなせると思います。ちなみに、日常生活で使うぶんには、十分すぎるプロセッサーです。
#(グラフィックボードは種類によって性能が違い、できる内容も変わっていきます)
ちなみに、Intel Core i9-12900KSに搭載されている内蔵GPUは、「Intel UHD Graphics 770」です。内蔵GPUのベース動作周波数が300MHzで、最大動的周波数は、1.55GHzです。
第12世代 Intel Core iシリーズの性能を表す数字&アルファベット
#デスクトップPC向け、インテル12世代CPUに使われている末尾のアルファベットの見方
| 末尾が「無印」 | デスクトップ型PCのエントリーモデル、シリーズのベースとなる通常版CPUです。 |
|---|
| 末尾が「KS」 | 末尾が「K」よりも、基本動作クロック周波数 と 最大動作クロック周波数が、高いプロセッサーです。 |
|---|---|
| 末尾が「K」 | オーバークロックに対応したモデルです。基本の動作クロック周波数も「無印」より高いので、オーバークロックが発動しなくても、基本性能の高いプロセッサーです。 |
| 末尾が「KF」 | 内蔵GPUを無効化しているのでグラフィックボードが必要。このモデルは、オーバークロックにも対応したモデルです。 |
| 末尾が「F」 | 内蔵GPUを無効化したモデルです。グラフィックボードが必要。 |
| 末尾が「T」 | デスクトップ型PC向けの、消費電力を抑えた省電力性能の高いモデルです。「無印」モデルよりも、動作クロック周波数が低く抑えたモデルです。その結果、性能も低い。 |
【Intel Core i9-12900KS】のベンチマーク
#この記事の全てのベンチマークスコアは、パソコン等によって数値が違ってきます。測定には RAM も含まれるので、メモリの種類によっては、結果が大きく変わります。なので、この記事の全てのベンチマークスコアは、あくまでも目安として参考にしてみてください・・・
【PassMark】比較表(マルチスコア)
| CPU | マルチスコア |
|---|---|
| Intel Core i9-13900 | 49410 |
| Intel Core i9-13980HX | 48691 |
| AMD Ryzen 9 5950X | 45149 |
| Intel Core i9-12900KS | 44468 |
| Intel Core i9- 12900K | 41793 |
| Intel Core i9-12900KF | 41187 |
| AMD Ryzen 9 5900X | 38854 |
【Cinebench R23】比較表(マルチスコアの高い順)
| CPU | シングルスコア | マルチスコア |
|---|---|---|
| AMD Ryzen 9 7950X | 2054 | 38236 |
| AMD Ryzen Threadripper 3960X | 1257 | 34179 |
| AMD Ryzen 9 5950X | 1649 | 28647 |
| Intel Core i9-12900KS | 2086 | 27822 |
| Intel Core i9-12900K | 1998 | 27413 |
| Intel Core i9-12900 | 1991 | 26518 |
| Intel Xeon W-3275M | 1038 | 25640 |
【Geekbench 5】比較表(マルチスコアの高い順)
| CPU | シングルスコア | マルチスコア |
|---|---|---|
| Intel Xeon W-3175X | 1069 | 20910 |
| AMD Ryzen Threadripper 3960X | 1282 | 20746 |
| AMD Ryzen 9 7900X3D | 2194 | 19463 |
| Intel Core i9-12900KS | 2080 | 19115 |
| AMD EPYC 7742 | 841 | 18598 |
| Intel Xeon W-3275M | 1049 | 18521 |
| Intel Core i9-12900K | 1998 | 17495 |
商品紹介
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