初めに・・・
今回は、AMD Ryzen 3 210 のベンチマーク(PassMark・Cinebench・Geekbench) CPU性能や特徴などを記事にしていきたいと思います。そして、このCPUが搭載されているパソコンを紹介したいと思います。
AMD Ryzen 3 210 は、省電力 & 手頃な価格帯で、お財布に優しくてバッテリーも長持ち! 普段使いにぴったりなノートPC向けプロセッサです。 iGPUは「AMD Radeon 740M」で、演算ユニット(CU)は4基となっています。注意点としては、NPU(AIエンジン)は非搭載なところです。
このプロセッサーは、コストパフォーマンスに優れたCPU(APU)です。

AMD Ryzen 3 210 の仕様
| CPU | AMD Ryzen 3 210 | |
|---|---|---|
| シリーズ / 開発コード | Ryzen 200シリーズ / Hawk Point | |
| アーキテクチャ | Zen 4 × 1コア / Zen 4c × 3コア | |
| コア数 / スレッド数 | 4コア / 8スレッド | |
| 最大ブースト・クロック | 最大 4.7GHz | |
| Zen 4c 最大クロック | 最大 3.3GHz | |
| 基本クロック | 3.0GHz | |
| 基本クロック | Zen 4 | 3.6GHz |
| Zen 4c | 2.8Ghz | |
| L2キャッシュ合計 / L3キャッシュ合計 | 4MB / 8MB | |
| メモリ | 最大メモリ | 256GB |
| 対応メモリ | DDR5-5600・LPDDR5x-7500 | |
| 最大温度 | 100℃ | |
| TDP(デフォルト) | 28W | |
| TDP(cTDP) | 15W~30W | |
製造プロセス | TSMC 4nm | |
AI | AMD Ryzen AI | ー |
| Performance | ー | |
Overall TOPS | ー | |
NPU TOPS | ー | |
| 内蔵GPU | 名前 | AMD Radeon 740M (RDNA 3) |
GPUコア | 4コア | |
グラフィックス周波数 | 2.50GHz | |
AMD Ryzen 3 210 の特徴
AMDの「Ryzen 3 210」の面白いところは、性質の違う2つの頭脳(コア)を組み合わせている点です。
具体的には「Zen 4」と呼ばれるメインのコアが1つと、少し小ぶりで電力を抑えられる「Zen 4c」というコアが3つ入っています。合計で4つのコアが連携して動きます。
パワーが必要な作業のときはメインのコアがしっかり働き、裏方での細かな処理や軽い作業のときは省電力なコアが引き受けるというように、状況に合わせてバトンタッチします。これにより、限られたバッテリーを無駄遣いせず、必要なときにはしっかり動いてくれる賢い仕組みになっています。
このプロセッサの驚くべき性能と電力効率は、4nmという最先端の製造プロセスによって支えられています。
これは、髪の毛の太さの数万分の1という、まさにミクロの世界で作られたものです。この超微細なプロセスにより、処理能力が向上するだけでなく、発熱も抑えられ、TDP(熱設計電力)はデフォルトで、わずか28Wに抑えられています。
しかも、使用状況に応じて15Wから30Wまで調整可能です。これにより、環境に合わせた柔軟な設定ができるので、さまざまなシーンで活躍し、電気の消費を抑え、バッテリー駆動時間の延長にも大きく貢献しています。
発熱が少なくて済むため、薄くて軽い持ち運び用のノートPCにぴったりです。冷却ファンが大きな音を立てて回り続けることも少なく、静かなカフェや外出先でも、バッテリーの残量をあまり気にせずに作業に集中できます。
Ryzen 3 210には、内蔵GPUとして「Radeon 740M」が搭載されています。
お手頃なクラスのプロセッサでありながら、映像を映し出す能力にも手を抜いていません。
仕事でいくつかの画面を同時に使いたいとき(最大で4台のディスプレイに出力可能)や、動画を滑らかに楽しみたいときにもスムーズに対応してくれます。
この統合グラフィックスは、最大2500 MHzで動作し、一般的なビジネス用途では、殆どが問題なく作業できます。そして、このGPUは、負荷の少ないゲームやグラフィック作業にもぴったりです。
ただし、重い3Dゲームや高解像度設定では、かなり厳しいかもしれません。
メモリも最新のDDR5-5600やLPDDR5X-7500に対応しており、アプリケーションの起動やマルチタスクがよりスムーズになります。さらに、PCle 4.0にも対応しており、ストレージや周辺機器とのデータ転送速度も高速化されて、システム全体のパフォーマンスが向上します。
購入前に確認しておきたいポイントととして、1点だけ気をつけたいのが、AIの処理を専門に行う装置(NPU)、「AMD Ryzen AI」が搭載されていないことです。
上位のモデルに付いているようなローカルでの高度なAI機能は使えないため、マイクロソフトが提唱する「Copilot+ PC」の条件を満たすようなパソコンを探している場合には、少し物足りなく感じるかもしれません。
AMD Ryzen 3 210は、インターネットでの調べ物や動画の視聴、書類作成などの事務作業がメインという方にぴったりのプロセッサです。予算を抑えつつも、サクサクと気持ちよく動いてくれて、外にも安心して持ち出せる薄型ノートPCが欲しい。そんな、コスパとバランスの良さを求める方にとって、満足度の高い選択肢になると思います。
「Zen 4アーキテクチャー」は、CPUコアの改良、及びキャッシュ容量(CPU内蔵)増加により、IPCが向上しています。そして、DDR5メモリの採用により、メモリアクセス帯域幅や転送速度などの向上を果たしています。従来の「Zen 3」アーキテクチャーと比べて、パフォーマンスがいい感じに向上しています。
- 力強い働きをする「Zen 4」
- 省エネが得意な「Zen 4c」

AMD Ryzen 3 210 はどんな作業に向いている?
AMD Ryzen 3 210は、それなりの性能を持つモバイルプロセッサであり、まあまあ優れたスペックから、様々な種類の作業に向いています。特に、高いマルチスレッド性能が求められる作業で優れたパフォーマンスを発揮します。
マルチタスキング
いくつかの作業を同時に進めることも、このプロセッサの面白い強みです。4つの頭脳が上手に入替わりながらバトンタッチして動くため、音楽を聴きながら資料を作ったり、調べ物をしながら別のアプリを開いたりと、毎日のマルチタスクを器用にこなしてくれます。ただ、負荷の高い作業を複数こなすのは、ちょっと厳しいかと思われます。
クリエイティブな作業
人工知能(AI)を使った専門的な画像編集や、お仕事レベルの大がかりな動画編集となると、かなり厳しいです。趣味の範囲で楽しむくらいがちょうどいい目安になりそうです。
オフィス作業
書類を作ったり、データをまとめたりする作業にはぴったりです。このプロセッサは、必要なときにしっかり力を発揮してくれる賢い仕組みを持っているので、ワードやエクセルといった作業もストレスなく、気持ちよく進めることができますよ。
ゲーム
ちょっとした息抜きに遊ぶような、軽めのカジュアルなゲームや、画質の設定を低く調整したeスポーツ系のゲームであれば、それなりに楽しむことができます。ただ、高い負荷のかかるゲームには向いていません。例えば、ものすごく立体的な映像が動くような、本格的な3Dゲームを思いきり楽しみたいという場合には、もっと性能の高いプロセッサを選ぶことをおすすめします・・・
ウェブブラウジング
インターネットでの調べ物や、お気に入りのサイトを見る時間はとても快適です。複数のタブを開いて色々なページを行き来しても、動作が重くなりにくく、サクサクとスムーズにページが表示されます。
ビジネスソフト/アプリケーション
Ryzen 3 210は、社内システムや一般的な業務用のソフトを動かすのは、意外と得意分野です。裏方での細かな処理を省電力なパーツが担当してくれるので、パソコンに無理な負荷をかけることなく、安定してお仕事をこなせます。
Ryzen 3 210は、全体的に、普段の生活やお仕事でよく使う作業をバランスよく、そしてバッテリーを長持ちさせながらこなしてくれる、とても頼もしい存在です。
「AMD Ryzen 200シリーズ」の性能を表す数字&アルファベットの部分
AMDから発売している「AMD Ryzen 200シリーズ」は、「Ryzen 9」「Ryzen 7」「Ryzen 5」「Ryzen 3」の計4種類あります(2026年4月現在)。性能を表す数字の部分は小さい数字から大きい数字にかけて性能が良くなっていきます。例えば、数字の小さい「Ryzen 3」は、性能よりも値段が安いコスパ重視、逆に数字の大きい「Ryzen 9」は、値段よりも性能が高いスペック重視ということになります。
ノートPC向けCPU「AMD Ryzen 200シリーズ」アルファベッと数字が表す部分
★ Ryzen 3 210の場合、「Ryzen」の部分がシリーズの名前、
「3」の部分がシリーズの中でのグレード(クラス) 、
「2」はRyzenシリーズの中で、さらに区分した格シリーズ、
「10」は性能とモデル特定番号を表しています。

AMD Ryzen 3 210 のベンチマーク CPU性能
#この記事の全てのベンチマークスコアは、パソコン等によって数値が違ってきます。測定には RAM も含まれるので、メモリの種類によっては、結果が大きく変わります。なので、この記事の全てのベンチマークスコアは、あくまでも目安として参考にしてみてください・・・
【PassMark】比較表
| CPU | シングルスコア | マルチスコア |
|---|---|---|
| Intel Core i5-11600T | 2858 | 15292 |
| AMD Ryzen 5 4600HS | 2427 | 15011 |
| Intel Core i5-1235U | 3234 | 13982 |
| AMD Ryzen 3 PRO 5350G | 3107 | 13890 |
| AMD Ryen 3 210 | 3725 | 13604 |
| Intel Core i7-10750H | 2679 | 13021 |
| Intel Core i3-1315U | 3561 | 12715 |
| Intel Core 3 100U | 3703 | 12368 |
| AMD Ryzen 5 4500U | 2452 | 12294 |
| Intel Core i5-1135G7 | 2690 | 10006 |
| AMD Ryzen 3 7320U | 2427 | 9384 |
【Cinebench 2024】比較表(マルチスコアの高い順)
| CPU | シングルスコア | マルチスコア |
|---|---|---|
| Intel Core i7-11800H | 85 | 576 |
| AMD Ryzen 5 5600HS | 81 | 564 |
| AMD Ryzen 5 3600X | 90 | 533 |
| AMD Ryen 3 210 | 93 | 521 |
| Intel Core i5-13420H | 103 | 518 |
| Apple M1(8コアCPU) | 115 | 516 |
| Intel Core i7-5960X | 57 | 502 |
【Geekbench 6】比較表(マルチスコアの高い順)
| CPU | シングルスコア | マルチスコア |
|---|---|---|
| AMD Ryzen Pro 3700 | 1674 | 8298 |
| AMD Ryzen 7 7735U | 1816 | 8045 |
| Intel Core i5-11400F | 1969 | 7792 |
| AMD Ryen 3 210 | 2382 | 6726 |
| AMD Ryzen 5 Pro 6650U | 1694 | 6589 |
| Intel Xeon E-2186G | 1491 | 6473 |
| AMD Ryzen 5 4500 | 1559 | 6418 |
| Intel Core i5-11260H | 1763 | 6270 |
| Intel Core 3 100U | 2017 | 6152 |
商品紹介
【AMD Ryzen 7 260 】搭載ノート型パソコン
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