初めに・・・
今回は、AMD Ryzen AI 7 450 のベンチマーク(PassMark・Cinebench・Geekbench) CPU性能や特徴などを記事にしていきたいと思います。そして、このCPUが搭載されているパソコンを紹介したいと思います。
「AMD Ryzen AI 7 450」は、高い処理性能・優れた省電力性・強力なAI処理能力をバランスよく兼ね備えた、次世代のモバイルノートPC向けミドルクラスプロセッサです。「Zen 5」と「Zen 5c」のハイブリッド構成(8コア/16スレッド)により、マルチタスクを快適にこなしつつバッテリー持ちを向上。高性能と省電力の両立をしています。Copilot+ PCの要件を余裕で満たすNPUを搭載し、オンデバイスでの高速なAI処理が可能です。
軽さと駆動時間が求められる「持ち歩き用PC」に最適であり、AI機能をビジネスに活かしたいオフィスワーカーから、ライトなクリエイティブ作業を行うユーザーまで幅広くカバーするプロセッサです。

AMD Ryzen AI 7 450 の仕様
| CPU | AMD Ryzen AI 7 450 | |
|---|---|---|
| シリーズ / 開発コード | Ryzen AI 300シリーズ / Gorgon Point | |
| アーキテクチャ | Zen 5 ×4コア / Zen 5c ×4コア | |
| コア数 / スレッド数 | 8コア / 16スレッド | |
| 最大ブースト・クロック | 最大 5.1GHz | |
| Zen 5c 最大ブースト・クロック | 最大 3.6GHz | |
| 基本クロック | 2.0GHz | |
| 基本クロック | Zen 5 | 2.0GHz |
| Zen 5c | 2.0GHz | |
| L2キャッシュ合計 / L3キャッシュ合計 | 8MB / 16MB | |
| メモリ | 最大メモリ | 256GB |
| 対応メモリ | DDR5-5600・LPDDR5x-8533 | |
| 最大温度 | 100℃ | |
| TDP(デフォルト) | 28W | |
| TDP(cTDP) | 15W~54W | |
製造プロセス | TSMC 4nm | |
AI | AMD Ryzen AI | ◯ |
Overall TOPS | 最大 66 TOPS | |
NPU TOPS | 最大 50 TOPS | |
| 内蔵GPU | 名前 | AMD Radeon 860M(RDNA 3.5) |
GPUコア | 8コア | |
グラフィックス周波数 | 3.10GHz | |
AMD Ryzen AI 7 450 の特徴
モバイルノートPC向けプロセッサ市場で大きな注目を集めているのが、Ryzen AI 400シリーズのミドルクラスを担う「AMD Ryzen AI 7 450」(開発コード名:Gorgon Point)です。動作クロックの引き上げやメモリの高速化によって、実用面での快適性をさらに進化させています。
・賢くパワーを使い分ける「2種類のコア」
本プロセッサの快適性を支えているのが、最新の「Zen 5」世代で構築されたヘテロジニアス(異種混合)コア構成です。
具体的には、パワー重視の「Zen 5」が4基、電力効率を追求した「Zen 5c」が4基配置された、合計8コア/16スレッドの設計となっています。
基本クロックは2.0 GHz、高負荷時には最大5.1 GHzまで一気に引き上がります。画像処理やデータ解析といった高負荷なタスクにはパワーコアがフル稼働し、Web閲覧やテキスト作成などの軽作業時には省電力コアが主導権を握ることで、キビキビとした動作を維持しながら、ノートPCのバッテリー寿命を最大化することに成功しています。
・「50 TOPS」のNPUがもたらすローカルAIの未来
モデル名に「AI」を冠する最大の理由が、第2世代「XDNA 2」アーキテクチャを採用したNPUの存在です。
AI専用の処理能力は単体で最大50 TOPSに達し、CPUとGPUを合算したプラットフォーム全体では最大66 TOPSを叩き出します。これにより、Microsoftが提唱する次世代AI PC「Copilot+ PC」のシステム要件(40 TOPS以上)を余裕でクリア。クラウドを介することなく、PC内で完結する画像生成やビデオ会議の背景エフェクト、リアルタイムの翻訳や文字起こしといった最先端のAI機能を、プライバシーを守りつつ超高速に処理できます。
・「Radeon 860M」が魅せる、内蔵グラフィックス
グラフィックス面では、8コア構成の高性能内蔵GPU「AMD Radeon 860M(RDNA 3.5アーキテクチャ)」」が処理を担当します。マルチディスプレイ環境でのオフィスワークはもちろん、軽めのクリエイティブ作業など、趣味にも十分耐えうるポテンシャルを持っています。写真の現像や、テロップを多用するフルHDから軽めの4K動画編集であれば、まあまあスムーズなプレビューや書き出しが可能です。加えて、『VALORANT』や『リーグ・オブ・レジェンド』といった定番の軽量3Dゲームも、解像度や設定次第で、意外と滑らかに動作します。
データ量の重たい写真編集や動画編集、そしてゲームなどは、性能の高いGPU(dGPU)、つまり性能の高いグラフィックボードがないと、まず無理です。
#(搭載されるグラフィックボードは種類によって性能が違い、できる内容も変わっていきます)
・薄型筐体との高い親和性と、確かなポジショニング
本プロセッサの標準TDP(熱設計電力)は28Wですが、メーカー側で15Wから54Wの間で柔軟に設計をカスタマイズできるよう設計されています。この扱いやすさこそが、1kg前後の超軽量薄型モバイルノートへの採用を後押ししている要因です。実機によるベンチマークでも上位モデルに肉薄する「ミドルハイクラス」のスコアを記録しており、コンパクトな筐体であっても一切の妥協を感じさせないレスポンスを維持します。
さらに、メモリはDDR5-5600や高速なLPDDR5X-8533に対応しているので、重いアプリの立ち上げやマルチタスクも驚くほどスムーズ。そのうえPCIe 4.0にも対応しているため、データの読み書きや周辺機器とのやり取りもスピーディーになり、PC全体のキビキビ感がワンランクアップしています。使う場所や用途を選ばず、いつでも快適な環境を作ってくれる頼もしい相棒になってくれますよ。
・次世代のモバイルノートPC向けミドルクラスプロセッサ
「AMD Ryzen AI 7 450」は、高い処理性能・優れた省電力性・強力なAI処理能力をバランスよく兼ね備えた、次世代のモバイルノートPC向けミドルクラスプロセッサです。
軽さと駆動時間が求められる「持ち歩き用PC」に最適であり、AI機能をビジネスに活かしたいオフィスワーカーから、ライトなクリエイティブ作業を行うユーザーまで幅広くカバーするモデルです。
「Zen 5アーキテクチャ」マイクロアーキテクチャは、前世代の「Zen 4」を基にさらなる改良が加えられ、より高い処理能力と優れたエネルギー効率を実現した新しいCPUアーキテクチャへと進化しています。 「Zen 5cアーキテクチャ」は、AMDの高効率なCPUコアで、Zen 5の派生版です。特徴として、IPCはZen 5と同等、L3キャッシュは大幅に削減され、電力効率が向上しています。Zen 5cは、IntelのEコアに似た役割を果たす「コンパクト版Zen 5」と言える存在です。マイクロアーキテクチャ自体は基本的にZen 5と同じです。

AMD Ryzen AI 7 450 はどんな作業に向いている?
AMD Ryzen AI 7 450は、十分なパフォーマンスと優れた省電力性を兼ね備えたバランスの良いプロセッサです。普段使いの気軽な操作からビジネス、趣味のちょっとした作業まで、日常のさまざまなシーンで頼りになります。
ここからは、具体的にどんな場面で力を発揮してくれるのか、項目ごとにじっくり見ていきましょう。
・マルチタスキング
このプロセッサーの大きな魅力は、高い処理性能を誇る「Zen 5」を4コア、消費電力を賢く抑える「Zen 5c」を4コア組み合わせた、合計8コア/16スレッドという構成にあります。負担の大きな作業と軽い作業で使うコアを上手く切り替えてくれるため、いくつもの作業を並行して進めるマルチタスクで真価を発揮してくれます。
もちろん搭載されているメモリ量にもよりますが、例えばWebブラウザで無数にタブを開いたまま書類作成ソフトを操作し、さらにバックグラウンドで音楽を流すといった、普段ありがちなシチュエーションでも動作が重くなりにくく、良い感じにスムーズに動いてくれます日々の作業をそつなく、かつ確実にこなしてくれる、実に頼もしい存在です。
・クリエイティブな作業
フォトレタッチやWebサイトの制作、短めの動画編集といった軽めのクリエイティブ作業ならスムーズにこなせます。AIを利用した効果の適用や写真の補正なども得意な領域です。一方、高画質動画を素早く書き出すような本格的な制作環境を求める場合は、独立したグラフィック機能を備えたPCを検討するのが良さそうです。
・オフィス作業
普段のデスクワークやちょっとした作業程度なら、まったくもって快適そのものです。ビジネスで定番のWordやExcel、PowerPointといったOfficeソフトはもちろんのこと、Google Workspaceに代表される各種クラウドサービスに関しても、一切の滞りなくスムーズに使いこなせます。
加えて注目したいのが、TDP(熱設計電力)が15Wから28Wに設定されているという省エネ性能の高さです。無駄な電力を使わないためバッテリーがしっかりと持ち、電源プラグが見当たらないカフェや出張先といった環境でも、バッテリー切れの心配をあまりすることなく目の前の作業に集中できます。
・ゲーム
グラフィック設定を少し抑えたネットワークゲームや、動作の軽いタイトルなら問題なく楽しめます。ただし、精細で臨場感あふれる重量級のゲームを最高の映像美で満喫したいときは、専用のグラフィックボードを積んだモデルを選ぶのが確実です。
・ウェブブラウジング
ネットでの調べものは、想像以上にサクサクとこなせる頼もしい使い心地です。
マシンのスペック(メモリの大きさ)による部分もありますが、ちょっと多めにタブを開いた程度では、画面が固まったり動きが鈍くなったりすることは、ほぼありません。YouTubeで動画を眺める時間も、通信速度にもよりますが、読み込み待ちのイライラとは無縁で、心地よく動画の世界に浸ることができます。
・ビジネスソフト/アプリケーション
日々の業務で活躍する各種ビジネスソフトをはじめ、ZoomやTeamsといったWeb会議ツールも、滞ることなく実にスムーズに動作してくれます。
なかでも特筆すべきなのは、AI処理を専門に担う「NPU」というパーツの性能が「最大50TOPS」と非常にパワフルな点です。このすぐれたAI処理能力のおかげで、Web会議中に背景をきれいにぼかしたり、周囲のノイズをきれいに取り除いたり、さらには外国語のリアルタイム翻訳といった便利なAI機能を、軽快かつ省電力にこなしてくれます。
AMD Ryzen AI 7 450は、すぐれたパワーと消費電力の小ささを高水準で両立させた、とても扱いやすいプロセッサです。書類作成やデータ入力といった日々の事務作業はもちろん、複数のソフトを同時に動かす並行作業、さらにはネットサーフィンや動画の鑑賞に至るまで、普段使いのあらゆるシーンを実にスムーズにこなしてくれます。加えて、良い感じのAI処理能力を備えているおかげで、Web会議での雑音カットや画像の自動補正といった便利な機能も軽快に動かすことが可能です。極めて負荷の高い動画編集や超高画質な3Dゲームといった用途でなければ、仕事からプライベートまでさまざまな場面でしっかりと頼りになってくれる魅力的なモデルと言えるでしょう。

「AMD Ryzen AI 400シリーズ」の性能を表す数字&アルファベットの部分
AMDから発売している「AMD Ryzen AI400シリーズ」は、「Ryzen AI 9」「Ryzen AI 7」「Ryzen AI 5」の計3種類あります(2026年7月現在)。性能を表す数字の部分は小さい数字から大きい数字にかけて性能が良くなっていきます。例えば、数字の小さい「Ryzen AI 5」は、性能よりも値段が安いコスパ重視、逆に数字の大きい「Ryzen AI 9」は、値段よりも性能が高いスペック重視ということになります。
ノートPC向けCPU「AMD Ryzen AI400シリーズ」アルファベッと数字が表す部分
★ Ryzen AI 7 450の場合、「Ryzen AI」の部分がシリーズの名前、
「7」の部分が、Ryzenシリーズの中でのグレード(クラス) 、
「4」はシリーズ、
「50」は性能とモデル特定番号を表しています。
★ Ryzen AI 9 HX 475の場合、「Ryzen AI」の部分がシリーズの名前、
「9」の部分が、Ryzenシリーズの中でのグレード(クラス) 、
「HX」は高いパフォーマンスを発揮するモデルである事を表す記号、
「4」はシリーズ、
「75」は性能とモデル特定番号を表しています。
AMD Ryzen AI 7 450 のベンチマーク CPU性能
#この記事の全てのベンチマークスコアは、パソコン等によって数値が違ってきます。測定には RAM も含まれるので、メモリの種類によっては、結果が大きく変わります。なので、この記事の全てのベンチマークスコアは、あくまでも目安として参考にしてみてください・・・
【PassMark】比較表(マルチスコアの高い順)
| CPU | シングルスコア | マルチスコア |
|---|---|---|
| AMD Ryzen 7 8845HS | 3763 | 28869 |
| AMD Ryzen 5 7600X | 4172 | 28713 |
| Intel Core Ultra 5 225H | 4265 | 28038 |
| Intel Core i5-12600K | 3960 | 27950 |
| Intel Core i7-12700H | 3563 | 27251 |
| AMD Ryzen AI 7 450 | 3892 | 26806 |
| AMD Ryzen 7 250 | 3725 | 25873 |
| AMD Ryzen 9 6980HX | 3421 | 25618 |
| Intel Core i9-11900K | 3518 | 25583 |
| Intel Core Ultra 7 155H | 3564 | 24857 |
| AMD Ryzen 9 PRO 6950H | 3248 | 24614 |
| AMD Ryzen 7 7735HS | 3353 | 24083 |
【Cinebench 2024】比較表(マルチスコアの高い順)
| CPU | シングルスコア | マルチスコア |
|---|---|---|
| AMD Ryzen 9 5900X | 96 | 1186 |
| AMD Ryzen 7 7800X3D | 113 | 1120 |
| Intel Core i7-13700T | 114 | 1097 |
| Intel Core Ultra 9 185H | 457 | 1049 |
| AMD Ryzen AI 7 450 | 119 | 962 |
| AMD Ryzen 7 7745HX | 112 | 936 |
| Intel Core i5-12600K | 139 | 921 |
| AMD Ryzen 7 7600X | 117 | 889 |
| Intel Core Ultra 7 155H | 110 | 871 |
【Geekbench 6】比較表(マルチスコアの高い順)
| CPU | シングルスコア | マルチスコア |
|---|---|---|
| Intel Core i7-14650HX | 2635 | 15011 |
| AMD Ryzen 7 7800X3D | 2648 | 14873 |
| AMD Ryzen 7 7700 | 2791 | 14510 |
| AMD Ryzen 9 7845HX | 2651 | 13976 |
| AMD Ryzen AI 7 450 | 2897 | 13834 |
| AMD Ryzen 9 8945HS | 2614 | 13299 |
| Intel Core i9-12900 | 2462 | 13007 |
| Intel Core Ultra 9 185H | 2257 | 12995 |
| AMD Ryzen AI 7 350 | 2831 | 12824 |
商品紹介
【AMD Ryzen AI 7 450 】搭載ノート型パソコン
↗️ LG(エルジー) ノートPC 〈LG gram 14〉 エッセンスシルバー 《14Z95U-GU86J》 ●仕様【14.0型(1920×1200) / Ryzen AI 7 450 / メモリ:32GB / SSD:512GB / Windows 11 / 約1,120g / 最長約30.5時間 】
《特徴》バッグに収まるスリムコンパクトなボディ!
本体重量わずか1,120gなので、持ち運び楽々。さらに、外出先でも安心。最長約18.5時間(動画) / 最長約30.5時間(アイドル)のバッテリー持続時間。14型WUXGA(1,920×1,200)、アンチグレア、IPS液晶ディスプレイ採用。350cd/㎡の輝度とDCI‑P3 99%(標準値)対応の広色域IPSパネルが、微細な色調まで再現。視野角が広く、角度を変えても色とコントラストが安定し、高品位な映像表現が楽しめます。MIL-STD-810Hに準拠。「Wi-Fi 6E」に対応。前面カメラには、FHD(1080p)Webカメラを搭載。
↗️ LG(エルジー) ノートPC 〈LG gram Pro 16〉 エアロミニウムブラック 《16Z95U-GU88J》 ●仕様【16.0型(2560×1600) / Ryzen AI 7 450 / メモリ:32GB / SSD:1TB / Windows 11 / 約1,199g / 最長約23時間 】
《特徴》バッグに収まりやすいスリムなボディ!
16型の大画面でも本体重量わずか1,199gなので、持ち運び楽々。さらに、外出先でも安心。最長約17.5時間(動画) / 最長約23時間(アイドル)のバッテリー持続時間。16型WQXGA(2560×1600)、アンチグレア、IPS液晶ディスプレイ採用。IPS液晶とアンチグレアにより、細かな文字も見やすく。DCI‑P3 99%(標準値)の広色域で、写真や映像の色も自然に再現。MIL-STD-810Hに準拠。「Wi-Fi 7 」に対応。前面カメラには、FHD(1080p)Webカメラを搭載。
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