初めに・・・

毎日の仕事って、意外と細かい作業が多いですよね。

メールを書いたり、資料を読んだり、会議のメモを整理したり。

ひとつひとつは難しくなくても、積み重なると結構な時間がかかってしまいます。

「もう少し仕事を効率よく進められたらいいのに……」

そんなときに気になるのがAIです。

最近は、質問に答えてくれたり、文章を作ってくれたりするAIが身近になりました。

仕事で使っている人も増えているのではないでしょうか。

そんなAIの中に、「ローカルLLM」と呼ばれるものがあります。

名前だけ聞くと、なんだか難しそうですよね。

でも、簡単にいうと、「自分のパソコンで動かすAI」のことなんです。

今回は、ローカルLLMについて紹介していきます。

1. そもそも、ローカルLLMって何?

まずは、ローカルLLMがどんなものなのか、簡単に説明しますね。

たとえば、ChatGPTのようなAIを使ったことはありますか?

わからないことを質問したり、メールの文章を考えてもらったり、
長い文章を短くまとめてもらったりできますよね。

こうしたAIは、インターネットを通じて外部のコンピューターで処理を行うのが一般的です。

一方、ローカルLLMは、AIを動かすためのデータを自分のパソコンに用意して、
パソコンの中で回答を作ります。

つまり、いつも利用しているAIサービスとは違い、自分のパソコンにAIを用意して使うイメージです。

ちなみに、「LLM」は「大規模言語モデル」という言葉の略です。

少し難しい言葉ですが、たくさんの文章を学習して、
人間の言葉でやり取りできるAIの仕組みだと思っておけば大丈夫です。

最初から細かな仕組みを覚える必要はありません。

まずは、「自分のパソコンでもAIを動かせるんだ!」というところから始めてみましょう。

2. 普通のAIと何が違うの?

「自分のパソコンで動かすのはわかったけれど、普通のAIと何が違うの?」と思いますよね。

大きな違いは、AIが回答を作る場所です。

インターネットで利用するAIは、外部のコンピューターで処理するのが一般的です。

そのため、自分のパソコンの性能がそれほど高くなくても、高性能なAIを使えることがあります。

一方、ローカルLLMは自分のパソコンで処理するので、パソコンの性能が重要になります。

ただし、そのぶん、自分のパソコンの中で処理できる環境を作れるのが魅力です。

たとえば、入力した文章を外部のAIサービスに送らずに処理するように設定することもできます。

仕事で資料や文章を扱う場合には、気になるポイントですよね。

ただし、

「ローカルLLMなら必ず情報が外部に送られない」

と、いうわけではありません。

使うソフトや設定によっては外部と通信する場合もあるので、そこは確認が必要です。

また、必要なデータをあらかじめ用意しておけば、
インターネットにつながっていなくても使える環境を作れます。

とはいえ、最新のニュースやウェブサイトの情報を自動で調べられるわけではありません。

どちらが便利かは、仕事の内容によって変わってきます。

3. ローカルLLMは仕事でどう使えるの?

ここからは、仕事での使い道を考えてみましょう。

ローカルLLMは、特に文章を扱う作業と相性がよさそうです。

メールを書くのを手伝ってもらう

仕事でメールを書くとき、伝えたいことは決まっているのに、
文章をどうまとめるか迷うことってありますよね。

そんなときは、AIに文章の下書きを考えてもらう方法があります。

たとえば、こんなお願いです。

「打ち合わせの日程を変更したいので、相手に失礼のないメールを作ってください」

これだけでも、メールのたたき台を作る手助けになります。

もちろん、AIが作った文章をそのまま送る必要はありません。

相手との関係や状況に合わせて、自分で調整すればいいんです。

最初から全部自分で考えるより、少し楽になるかもしれませんね。

長い資料を読みやすくする

仕事では、長い資料や報告書を読む機会も多いですよね。

内容を理解するだけで時間がかかってしまうこともあります。

そんなときは、AIに文章を短くまとめてもらう方法があります。

たとえば、

「この資料の重要なポイントを3つにまとめてください」

と、お願いすれば、内容を整理する手助けになります。

ただし、要約すると細かな条件や大切な注意点が抜けてしまうこともあります。

大事な資料は、AIのまとめだけで判断せず、元の文章も確認しましょう。

会議のメモを整理する

会議中にメモを取ったものの、あとから読み返すと何が決まったのかわかりにくい……。

そんな経験はありませんか?

メモをAIに読み込ませて、内容を整理してもらう方法もあります。

たとえば、次のようにお願いできます。

「この会議メモを、決まったこと・これから確認すること・次に行う作業に分けてください」

こうすれば、会議後の記録をまとめやすくなります。

ただし、会議のメモには社外秘の情報や個人情報が含まれることもあります。

会社の許可なく、そうした情報をAIに入力しないようにしましょう。

報告書やマニュアルを作る

報告書や業務マニュアルを書くときにも、AIは役立ちます。

自分で書いた文章を読みやすく整えたり、説明が足りない部分を見つけたりする手助けになります。

たとえば、

「この作業手順を、初めて担当する人にもわかるように整理してください」

と、お願いしてみるのもよさそうです。

ただし、実際の仕事の進め方や会社独自のルールまで、AIが正しく理解しているとは限りません。

最後は、自分や担当者が内容を確認することが大切です。

仕事のアイデアを考える

仕事をしていると、

「もっと効率よくできないかな?」

と、考えることもありますよね。

そんなとき、AIにいくつかの案を出してもらう方法もあります。

たとえば、

「毎月の報告書作成を効率化する方法を5つ考えてください」

と、お願いしてみます。

自分では思いつかなかった案が見つかるかもしれません。

もちろん、提案された方法がすべて実行できるとは限りません。

費用や職場のルールを考えながら、使えそうなものを選びましょう。

4. ローカルLLMを使うとうれしいこと

ローカルLLMの魅力は、できる作業だけではなく、AIを動かす環境にもあります。

自分のパソコンで処理できる

ローカルLLMなら、自分のパソコンの中でAIを動かす環境を作れます。

適切に設定すれば、入力した文章を外部のAIサービスに送らずに処理することもできます。

仕事の情報を扱ううえで、これは気になるポイントですよね。

ただし、会社の情報を扱う場合は、ローカルで動くからといって自由に利用してよいわけではありません。

会社のルールを確認してから使いましょう。

インターネットがなくても使える

必要なソフトとAIをあらかじめ準備しておけば、
対応する環境ではインターネットにつながっていなくても利用できます。

通信環境がない場所でも文章を整理できるのは便利です。

ただし、最新情報を調べる必要がある仕事では、別途情報を確認する必要があります。

無料で試せるものもある

ローカルLLMには、無料で使えるソフトやAIがあります。

そのため、利用方法によっては毎月のAI利用料金を抑えられる可能性があります。

ただし、パソコンの購入費用や電気代はかかりますし、
すべてのソフトやAIが無料というわけではありません。

費用を抑えられるかどうかは、自分の環境に合わせて考えたいところです。

5. 使う前に知っておきたい注意点

便利そうなローカルLLMですが、始める前に知っておきたいこともあります。

パソコンの性能によって使い心地が変わる

ローカルLLMは、自分のパソコンで回答を作るため、パソコンの性能が重要です。

特に確認したいのが「メモリ」です。

メモリとは、パソコンが作業をするときに使う場所のようなものです。

容量が少ないと、大きなAIを動かしにくくなることがあります。

せっかくAIを入れても、回答が出るまでに時間がかかると、仕事では使いづらいですよね。

そのため、最初は自分のパソコンで無理なく動かせるAIを選ぶのがおすすめです。

最初の準備に少し時間がかかる

ローカルLLMを使うには、専用ソフトをインストールしたり、
AIをダウンロードしたりする必要があります。

AIのデータは大きい場合もあるため、ダウンロードに時間がかかったり、
パソコンの空き容量が必要になったりします。

初めての場合は、少し戸惑うこともあるかもしれません。

でも、操作しやすいソフトもあるので、最初から難しい設定に挑戦する必要はありません。

AIの回答をそのまま信じない

AIは自然な文章を作るのが得意ですが、間違った情報を回答することもあります。

仕事で使う場合、間違った数字を報告書に載せたり、誤った内容を取引先に伝えたりすると困りますよね。

特に、日付、金額、契約条件、社内ルールなどは、元の資料と照らし合わせて確認しましょう。

AIに任せきりにするのではなく、最後は自分で確かめることが大切です。

6. ネット上の利用者の声も参考にしてみる

ローカルLLMを始める前に、実際に使っている人の感想を調べてみるのもよい方法です。

海外の掲示板Redditでは、LM Studioのようなソフトについて、
初心者でも使いやすいと評価する意見がある一方、
ほかのソフトとの違いや使い勝手を気にする声も見られます。

また、ローカルAIを使った際に、回答が出るまで時間がかかったという投稿もあります。

こうした声を参考にすると、ソフトを選ぶときには、機能の多さだけでなく、
実際に自分のパソコンで使いやすいかどうかも重要だとわかります。

私なら、最初から難しい設定にこだわるよりも、まずは簡単な作業で試してみたいと思います。

たとえば、短いメールの下書きを作ったり、公開されている文章を要約したりするところから始めます。

そのうえで、回答が速いか、日本語が自然か、修正をお願いしたときにうまく対応してくれるかを確認します。

ただし、ここで紹介したのは利用者の投稿を参考にした考え方であり、
私自身が実際に使って確認した感想ではありません。

自分の仕事で使えるかどうかは、実際の環境で試して判断するのがよさそうです。

7. 初心者にはどのソフトがおすすめ?

ローカルLLMを使うには、AIを動かすためのソフトが必要です。

初めてなら、まずは次の2つを候補にしてみましょう。

LM Studio

LM Studioは、画面を見ながらAIを選んだり、
ダウンロードしたり、質問したりできるソフトです。

難しい文字入力をできるだけ避けたい人にとって、始めやすい選択肢です。

まずはローカルLLMを体験してみたい、という人にも向いています。

公式サイト:https://lmstudio.ai/

Ollama

Ollamaも、自分のパソコンでAIを動かすためのソフトです。

文字を入力して操作する方法が中心ですが、
ほかのアプリやプログラムと組み合わせて使うこともできます。

将来的に、仕事で使うAIの仕組みを作ってみたい人にも候補になります。

公式サイト:https://ollama.com/

最初から両方を覚える必要はありません。

まずはどちらか一つを試して、自分に合っているか確認してみましょう。

8. 仕事で使うなら、まずは小さく試してみよう

ローカルLLMを仕事に取り入れたいなら、いきなり大きなことを始めなくても大丈夫です。

まずは、次のような順番で進めてみましょう。

① 何に使いたいか考える

メール作成なのか、資料の要約なのか、報告書の下書きなのか。最初に目的を一つ決めます。

② 会社のルールを確認する

仕事用のパソコンにソフトを入れてよいか、AIの利用に決まりがあるかを確認します。

③ パソコンの性能を調べる

メモリの容量や空き容量を確認し、無理なく動かせるAIを探します。

④ 簡単な作業で試す

機密情報を含まない文章を使い、短い要約やメールの下書きを試します。

⑤ 仕事に役立つか考える

回答の速さや内容を確認し、実際に作業時間を減らせそうか判断します。

こうした順番で試せば、最初から難しいことに悩まずに済みます。

少しずつ使い方を覚えていけば、自分の仕事に合った活用方法も見つかるかもしれません。

まとめ:AIを仕事の相棒にしてみませんか?

ローカルLLMは、自分のパソコンで動かすAIです。

メールを書いたり、資料をまとめたり、会議のメモを整理したりと、
仕事のさまざまな場面で活用できる可能性があります。

自分のパソコンで処理する環境を作れることや、無料で試せるものがあることも魅力です。

一方で、パソコンの性能によって使い心地が変わったり、最初に準備が必要だったりする点には注意しましょう。

また、仕事で使うなら、会社のルールや情報管理についても確認しておきたいところです。

最初からすべての仕事にAIを取り入れる必要はありません。

まずは、短い文章をまとめてもらったり、
メールの下書きを作ってもらったりするところから始めてみましょう。

AIにすべてを任せるのではなく、自分の仕事を少し楽にするために使う。

そんな付き合い方ができれば、
ローカルLLMは頼れる仕事の相棒になってくれるかもしれません。

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