初めに・・・

「そろそろ運動しなきゃなあ……」

そう思いながら、今日もソファでのんびり。

気がつけば夕方で、結局ほとんど動いていない。

そんな日、ありませんか?

かといって、いきなりランニングを始めるのも大変です。

走れば息が切れるし、翌日は筋肉痛。三日坊主になる未来が、なんとなく見えてしまいます。

そんな方に今回おすすめしたいのが、『走るより運動になる「歩き方」 著書:久道勝也』です。

タイトルからして気になりますよね。

「走るより運動になるって、いったいどういうこと?」と思わず手に取りたくなります。

本書が教えてくれるのは、ただ歩数を増やすことではなく、
普段の歩き方を見直して、日常の移動を健康づくりに生かすという考え方です。

『走るより運動になる「歩き方」』はどんな本?

著者の久道勝也さんは、足と歩行を専門とする医師です。

本書では、私たちが毎日何気なく行っている「歩く」という動作を、健康づくりの視点から解説しています。

歩くことなんて、右足を出して左足を出せばいい。

普段はそんな感覚ですよね。

ところが、実際の歩行には姿勢やバランス、筋肉の働きなど、さまざまな要素が関係しているそうです。

こちらはのんびり散歩しているつもりでも、体の中では意外と忙しく働いているわけです。

本書では、歩行の仕組みだけでなく、姿勢の確認方法や足指のトレーニングなど、
日常生活に取り入れやすい方法も紹介されています。

特別な器具を買ったり、ジムに通ったりしなくても始められるのは、うれしいところですね。

本書を読んで感じたこと

この本を読んで、まず感じたのは、歩くことって思っていた以上に奥が深いんだな、ということです。

普段、歩くときに

「今の姿勢はどうかな?」

「体の使い方は大丈夫かな?」

なんて、いちいち考えることはありませんよね。

私も、目的地に着けばそれでよし。

歩き方について深く考える機会は、ほとんどありませんでした。

でも、本書を読むと、毎日当たり前のようにしている歩行にも、

いろいろな工夫や意識するポイントがあることに気づかされます。

特に興味深いと感じたのは、特別な運動を始めることだけが、健康づくりではないという考え方です。

運動不足を解消しようと思うと、つい「毎朝ランニングをしよう!」などと、大きな目標を立ててしまいがちです。

ところが、最初に張り切りすぎると、だんだん面倒になってしまうこともあります。

最初はやる気満々だったのに、数日後にはランニングシューズが玄関で静かに出番を待っている……

そんな光景も、なんだか想像できてしまいます。

その点、普段の歩き方を見直すという方法なら、気負わずに始められそうです。

通勤や買い物など、いつもの生活のなかで意識できるのは、忙しい人にとってもうれしいところだと思います。

もちろん、歩き方を変えただけで、すぐに体が変わるとは限りません。

それでも、何気なく歩いていた時間を、自分の健康について考える時間に変えられるのは魅力的です。

本書は、運動が得意な人だけでなく、

「健康のために何かしたいけれど、何から始めればいいのかわからない」

という人にも、参考になる一冊だと感じました。

こんな人におすすめ!

本書は、次のような方におすすめです。

  • 運動不足が気になっている人 : 日常生活のなかで、無理なく体を動かす習慣をつくりたい方。
  • ランニングやジム通いが続かない人 : 自分のペースで始められる健康習慣を探している方。
  • ウォーキングが好きな人 : 普段の歩き方を見直し、健康づくりに役立てたい方。
  • いつまでも自分の足で歩きたい人 : 足の機能やバランス、転倒予防に関心がある方。
  • 忙しくて運動時間が取れない人 : 通勤や買い物など、いつもの移動時間を活用したい方。

なお、足や膝、腰などに痛みがある場合は、無理に歩き方を変えず、必要に応じて医療機関に相談しましょう。

まとめ|まずはいつもの一歩から

『走るより運動になる「歩き方」』は、毎日の歩行を健康づくりの視点から見直せる一冊です。

歩くことは、あまりにも身近なため、普段は深く考える機会が少ないものです。

しかし、姿勢や体の使い方に目を向けることで、いつもの歩行に新しい発見があるかもしれません。

もちろん、歩けば何でも解決するわけではありません。

それでも、いきなりランニングを始めて三日坊主になるより、まずは歩くことから考えてみるのもよい方法です。

健康づくりは、頑張りすぎると疲れてしまいます。

焦らず、自分のペースで続けることが大切です。

「そろそろ運動しなきゃ」と思っている方は、まずはいつもの一歩から。

明日の通勤や買い物が、ちょっとした健康習慣の始まりになるかもしれませんね。