初めに・・・
Appleシリコンの最新世代として注目されている「M6チップ」。
これまでのMシリーズと比べて、一体どこが変わったのでしょうか?
「処理速度が速くなったの?」
「AI機能も強化された?」
「今使っているMacから買い替える価値はある?」
そんな疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
最近はAIを使った作業も増えてきていますし、
パソコンに求められる性能も少しずつ変わってきていますよね。
そこで今回は、M6チップの特徴や進化したポイントについて、
できるだけ専門用語を使わずに分かりやすく紹介していきます!
M6チップの仕様
旧型の「Apple M5チップ・M4チップ」と進化した「Apple M6チップ」の仕様の比較をしてみました。
Apple M6 / M5 / M4 チップ仕様比較表
| 項目 | M6チップ (最新世代) | M5チップ | M4チップ |
|---|---|---|---|
| 発表時期 | 2026年8月 | 2025年後半(※ベースモデル等) | 2024年5月 |
| 製造プロセス | TSMC 2nmプロセス (N2) | TSMC 第3世代3nmプロセス (N3P) | TSMC 第2世代3nmプロセス |
| CPU構成 | ・12コア構成 (スーパーコア×2 + 高性能コア×4 + 高効率コア×6) ・10コア構成 (スーパーコア×2 + 高性能コア×3 + 高効率コア×5) | ・10コア構成 (スーパーコア×4 + 高効率コア×6) ・9コア構成 (スーパーコア×3 + 高効率コア×6) | ・10コア構成 (高性能コア×4 + 高効率コア×6) ・9コア構成 (高性能コア×最大3 + 高効率コア×6) ・8コア構成 (高性能コア×4 + 高効率コア×4) |
| GPU構成 | 12コアGPU | 10コアGPU | 最大10コアGPU(ハードウェアレイトレーシング対応) |
| Neural Engine (NPU) | デュアル16コア(M5比で最大2倍のピーク演算能力) | 16コアNeural Engine | 16コアNeural Engine(最大38兆回/秒) |
| メモリ帯域幅 | 最大170GB/s | 153GB/s | 約120GB/s〜150GB/s帯域(構成による) |
| 主な特徴・進化点 | ・Appleシリコン初の2nmプロセス採用 ・3種類のコアを混載した12コアCPU ・AI性能の大幅強化(デュアルNPU) | ・スーパーコアと高効率コアの最適化 ・高い電力効率とマルチスレッド性能の底上げ | ・第2世代3nmによる圧倒的な省電力 ・Dynamic Cachingやメッシュシェーディング対応GPU |
そもそもM6チップとは?

M6チップは、Appleが開発するAppleシリコンの次世代モデルです。
Appleシリコンといえば、MacBookやiMacなどに搭載されているチップとしておなじみですよね。
CPUやGPU、AI処理を担当するNeural Engineなどを1つのチップにまとめることで、
高い処理性能と省電力性能を両立しているのが特徴です。
今回のM6では、こうした基本性能がさらに進化。特に注目したいのが、
CPUやGPUの強化、そしてAI処理能力です。
単純にパソコンの動作が速くなるだけでなく、
これから増えていくAIを使った作業にも対応しやすくなることが期待されています。
M6チップの主な特徴まとめ
M6チップの注目ポイントは、大きく分けて以下の5つです。
- 2nmプロセスを採用:チップの微細化により、処理性能と電力効率の向上が期待できる。
- CPUが12コアに進化:M5の10コアから増加し、マルチタスク性能が向上。
- GPUが12コアに強化:動画編集やゲーム、グラフィック処理がさらに快適に。
- AI処理能力が向上:Neural EngineやNeural Acceleratorの強化で、AI機能の活用に期待。
- メモリ帯域幅が向上:最大170GB/sとなり、大量のデータを扱う処理にも有利。
まとめると、M6チップはCPU・GPUの性能向上に加え、AI処理能力と電力効率の進化が大きな特徴です。
M6チップはM5から何が変わった?

では、実際にM5と比較しながら進化したポイントを見ていきましょう!
① CPUが10コアから12コアに進化!
まず注目したいのがCPUです。
M5では10コア構成でしたが、M6では12コアへと強化されています。
さらに、M6では新たに「スーパーコア」を採用。2つのスーパーコア、4つの高性能コア、6つの高効率コアという3種類のコアで構成されています。
Appleによると、M5と比較してマルチスレッド性能は最大1.2倍に向上しているとのこと。
複数のアプリを同時に使ったり、画像編集や動画制作をしたりする人にはうれしい進化ですね。
② GPUも10コアから12コアに!
GPUもM5の10コアからM6では12コアへと増加しています。
さらに、各GPUコアにはNeural Acceleratorが搭載されています。
注目したいのはAI関連の処理性能で、M5と比較してピーク時のGPU演算性能が約30%向上したとAppleは発表しています。
動画編集やゲームはもちろん、AIを使った画像生成などにも期待できそうです。
③ Neural Engineがデュアル構成に!
今回のM6で個人的に気になるのが、AI処理を担当するNeural Engineです。
M5では16コアでしたが、M6ではデュアル16コアNeural Engineを採用しています。
Appleによると、ピーク演算性能は前世代と比較して最大2倍に向上しているとのこと。
最近はAIを使って文章を作成したり、画像を編集したりする機会も増えていますよね。
こうした処理をMac本体で行うオンデバイスAIが、今後さらに快適になる可能性があります。
④ メモリ帯域幅も約10%アップ!
見落としがちですが、メモリ帯域幅も進化しています。
M5の約153GB/sに対して、M6では最大170GB/sとなりました。
約10%の向上ですね。
メモリ帯域幅は、CPUやGPUがデータをやり取りする際の速度に関係する部分です。
特に大きなデータを扱う作業やAI処理では重要なポイントになります。
⑤ 2nmプロセスで電力効率も進化!
そして、M6の大きな特徴が2nmプロセスの採用です。
M5の3nm世代からさらに微細化され、より高密度なチップ設計が可能になっています。
これによって処理性能だけでなく、電力効率の改善も期待できます。
MacBookのようなバッテリーで動く製品では、性能とバッテリー持ちの両立も重要ですよね。
実際に使うと何が便利になる?

ここまでスペックの違いを紹介してきましたが、気になるのは実際の使い心地ですよね。
例えば、動画編集をする人なら、CPUやGPUの強化によって負荷の大きな作業がより快適になる可能性があります。
また、AIを活用する人にとっては、Neural Engineの進化も見逃せません。
一方で、Webサイトの閲覧やメール、文章作成が中心なら、M5でも十分に快適な場合があります。
つまり、M6は誰にとっても劇的な変化があるというより、負荷の高い作業やAIを積極的に使う人ほど注目したいチップといえそうです。
M5からM6へ買い替える価値はある?
個人的には、現在M5搭載Macを使っている人なら、すぐに買い替える必要はないと思います。
M6は確かに進化していますが、マルチスレッド性能の向上は最大1.2倍です。
普段の作業で、その違いをはっきり感じられるとは限りません。
ただし、これからMacを購入する人や、古いM1世代などから買い替えを考えている人にとっては、魅力的な選択肢になりそうですね。
また、iPadへのM6搭載については、2026年11月5日時点で正式な発表を確認できていないため、今後の展開に注目したいところです。
M6チップ(ベースモデル)のベンチマーク

# その時の本体の状態によって、ベンチマークの数値は、毎回変わってきます。なので、この記事の全てのベンチマークスコアは、あくまでも目安として参考にしてください・・・
Geekbench 6
🟡 CPUスコア 前期モデルとのベンチマーク比較《 Geekbench 6 》
| 種類 | シングルスコア | マルチスコア |
|---|---|---|
| M6チップ搭載 Mac mini(CPU:12コア) | 4658 | 20601 |
| M6チップ搭載 iMac(CPU:10コア) | 4534 | 18285 |
| M5チップ搭載 MacBook Pro (CPU:10コア) | 4271 | 17816 |
| M5チップ搭載 iPad Pro (CPU:10コア) | 4145 | 16598 |
| M5チップ搭載 iPad Pro (CPU:9コア) | 4138 | 15501 |
| M4チップ搭載 MacBook Pro (CPU:10コア) | 3835 | 14853 |
| M4チップ搭載 MacBook Air (CPU:10コア) | 3828 | 14820 |
| M4チップ搭載 iPad Pro (CPU:9コア) | 3831 | 13346 |
| M4チップ搭載 iMac(CPU:8コア) | 3824 | 13609 |
| M3チップ搭載MacBook Pro | 3038 | 11692 |
| M2チップ搭載MacBook Pro | 2603 | 9825 |
| M1チップ搭載MacBook Pro | 2372 | 8411 |
🟡 他社CPUとのベンチマーク比較《 Geekbench 6 》
| CPU | シングルスコア | マルチスコア |
|---|---|---|
| M6チップ搭載 Mac mini(CPU:12コア) | 4658 | 20601 |
| AMD Ryzen 9 7900X | 2948 | 18603 |
| Intel Core i9-14900HX | 3021 | 18398 |
| M6チップ搭載 iMac(CPU:10コア) | 4534 | 18285 |
| Intel Core i9-13900F | 2729 | 17811 |
| M5チップ搭載 MacBook Pro (CPU:10コア) | 4271 | 17816 |
| M5チップ搭載 iPad Pro (CPU:10コア) | 4145 | 16598 |
| AMD EPYC 7443P | 1769 | 16372 |
| Intel Core i9-12900KS | 2638 | 15931 |
| M5チップ搭載 iPad Pro (CPU:9コア) | 4138 | 15501 |
| Intel Core i7-14650HX | 2635 | 15011 |
| M4チップ搭載 Mac Book Pro (CPU:10コア) | 3835 | 14853 |
| M4チップ搭載 MacBook Air (CPU:10コア) | 3828 | 14820 |
| M4チップ搭載 iMac(CPU:8コア) | 3824 | 13609 |
| M4チップ搭載 iPad Pro (CPU:9コア) | 3831 | 13346 |
| AMD Ryzen 7 7745HX | 2678 | 13201 |
| AMD EPYC 7413 | 1546 | 12834 |
🟡 GPUスコア 《 Geekbench 6 》
| 種類(SoC) | GPUスコア(メタルスコア) |
|---|---|
| M6チップ搭載 12コアGPU(Mac mini) | 89318 |
| M6チップ搭載 12コアGPU(iMac) | 88192 |
| M6チップ搭載 10コアGPU(iMac) | 83307 |
| Apple M5チップ 10コアGPU(MacBook Pro) | 77215 |
| Apple M5チップ 10コアGPU(iPad Pro) | 74834 |
| Apple M4チップ 10コアGPU(MacBook Pro) | 57502 |
| Apple M4チップ 10コアGPU(iPad Pro) | 55269 |
| Apple M4チップ 10コアGPU(MacBook Air) | 55148 |
| Apple M4チップ 8コアGPU(MacBook Air) | 48413 |
| Apple M4チップ 8コアGPU(iMac) | 47597 |
| Apple M3チップ 10コアGPU(MacBook Pro) | 47381 |
| Apple M3チップ 8コアGPU(iMac) | 41019 |
| Apple M2チップ 10コアGPU(MacBook Pro) | 45367 |
| Apple M2チップ 8コアGPU(MacBook Air) | 40135 |
| Apple M1チップ 8コアGPU(MacBook Pro) | 31861 |
| Apple M1チップ 7コアGPU(MacBook Air) | 29374 |
🟡 AIスコア 《 Geekbench AI (CoreML ニューラルエンジン)》
| 種類(SoC) | Single Precision | Half Precision | Quantized |
|---|---|---|---|
| Apple M6チップ(12コアCPU/12コアGPU) | 6729 | 60507 | 80216 |
| Apple M5チップ(10コアCPU/10コアGPU) | 5341 | 41385 | 58290 |
| Apple M4チップ(10コアCPU/10コアGPU) | 5768 | 37531 | 50803 |
| Apple M3チップ(8コアCPU/10コアGPU) | 4158 | 32817 | 37029 |
| Apple M2チップ(8コアCPU/10コアGPU) | 3486 | 28213 | 31517 |
| Apple M1チップ(8コアCPU/8コアGPU) | 3234 | 16447 | 16160 |
最後に・・・
今回は、Appleシリコンの最新世代「M6チップ」について紹介しました。
M6では、2nmプロセスの採用をはじめ、CPUやGPUの強化、AI処理能力など、さまざまな進化が注目されています。
特に、これからAIを活用する機会が増えていくことを考えると、AI処理性能の向上は大きなポイントになりそうです。
もちろん、スペックが向上したからといって、誰もがすぐに買い替える必要があるわけではありません。
大切なのは、自分の使い方に合った性能を選ぶこと。
これからMacの購入や買い替えを検討している人は、
M6チップがどのような製品に搭載されるのかも含めて、ぜひ注目してみてくださいね!
商品紹介
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